こんにちは、アメリカの４年生大学で環境工学を勉強しているkokoです。
地獄の学期末が終わりました。学期末はテストにレポート、宿題にプレゼンテーション、それが終わると最終試験（ファイナル）と、本当に地獄の苦しみが続きます。冗談抜きで本当に大変。だいたい授業最終日の１か月前くらいから、だんだん忙しさに加速がかかって、みんなヘロヘロ。寝てるときと食事以外はすべて勉強に充てないと間に合わない。
体力と気力、忍耐。そのどれか一つでも欠けてしまうと、緊張が解けてしまって総崩れになるような気がするくらい。健康と心の管理は大事。 特に今回は本当に大変でした。
ネイティブの学生ですら追い立てられる学期末。ノンネイティブの学生が余裕である訳がないのは明白だよね。
今回は英語力がゼロだけど、アメリカの大学に留学したい、可能なのか、ついていけるのか、それとも全くチャンスがないのか、を私の体験談から書いてみます。
英語力ゼロだと、TOEFL ibtで大学の入学審査に必要なスコアが取れない。
私がアメリカに来たのは別の目的があって来たんですが、途中で進路変更して大学に進みました。先にコミュニティカレッジ（短大）で勉強して、卒業、そして４年制大学へ編入して勉強を続けています。
もともと語学学校には行っていたんだけど、短大に進む前にはちゃんと大学付属の語学学校で勉強して、大学で勉強していく為の語学勉強をしました。最終学年になろうとしている今でも、英語はやっぱり難しい。苦労してます。専門用語は本当に難しい。
そんな私が言える事、英語力ゼロで大学に挑戦するのは、無理ではないけど、かなり大変な事になると思う、という事。
ただ、大学に入るにはTOEFL ibt のスコアをパスしなければいけないから、全くの知識ゼロでは必要な点数はまず取れないと思う。
コミュニティカレッジならまだ楽でしょ？って思うかもしれないけど、私の卒業した短大は入学時に必要なスコアは６０点だった。
確かに短大は４大より必要スコアの設定は低いから、チャレンジしやすいと思います。だけど、短大も大学だからね。英語力がなければ、短大を卒業する事も難しくなる。
大学の勉強は、授業に出ているだけでパスできるクラスなんてアリマセン。山のような宿題、レポート、試験にプレゼン、全て英語でこなし、及第点を取らないとパス出来ません。
だから留学生は自分の英語力を証明するために、TOEFL ibt のような試験があるのだと思います。大学の授業ではチームを組んでプロジェクトを遂行する事も多いです。留学生が足を引っ張る事になっては、チームにもよくないし、自分自身も勉強についていけなくなる。
ネイティブの学生達と肩を並べて勉強する為に、留学生だからこそ、ある一定の英語力を求められるのは納得です。
英語力ゼロだと、大学に入るまでに時間とお金がかかる。
渡米した時点で英語力がゼロの場合、TOEFL ibt のスコアをとる為、そして何より英語力を上げる為に語学学校で勉強しないといけないです。全くゼロでは入学は出来ません。
ただ語学学校はどこでもいいという事ではなくて、大学を目指すなら大学付属の語学学校で勉強する事をお勧めします。
語学学校にはピンからキリまでありますが、選ぶ学校を間違えてしまうと、大学に入るために必要な英語力が身につかないまま、お金だけが出て行ってしまう事になってしまいます。
大学付属の英語学校は大学で勉強するに必要な英語をてくれます。特にライティングのクラスは、とても大事。普通の語学学校では大学に必要なライティングスキルを学ぶのは難しいと思います。でも、学校による事も多いから、しっかり調べた方がいいです。
日本にいる間にしっかり基礎の勉強をしておいたほうがいいですよ。文法がなってなくても、通じる、なんていうのは、友達同士の会話で成り立つ話。大学や社会にでると、そんなの通じません。これは日本でも同じだよね。
下地がしっかりしていれば、アメリカに来てからも上達が早くなると思います。その分、語学学校で勉強する期間も短くなるので、大学入学への期間も短くなりますよ。
下地がしっかりしている上に、更に努力を重ねれば語学学校での勉強期間が短くなりますよね。
だけど、もしまったくゼロからだと、語学学校の初級の初級から始める事になります。上級クラスにいくまでに、よっぽど勉強しないと予定していた期間以上に語学学校で勉強する事になります。
そうすると、お金と時間が思った以上にかかってしまって、最悪の場合、大学に行けなくなってしまうかもしれない。
英語力ゼロだと、コミュニケーションが取れない
言葉でのコミュニケーションはとても大切。大学に入れば、授業でチームを組んでプロジェクトを遂行しなければいけないから、チーム内でのコミュニケーションは本当に大切。コミュニケーション不足ではいいプロジェクトを完成させる事は出来ないからね。
大学では、学生が社会に出て働いていけるよう、いろいろ教えてくれます。例えば、チームプロジェクトの評価の一つに、チームワークやコミュニケーション能力が入っています。つまり、それくらい大切だという事。
語学学校に入ったら、どんどんコミュニケーションを取るといいですよ。うまくしゃべれないって言って閉じこもってしまうと、さらに話せなくなってしまう。
話していると、話す事に慣れてくるようになります。そうすると、ゆっくりでも、ちゃんと伝えたい事を伝えられるようになると思います。
私も流暢に話せてるかっていうと、そうじゃないです。私も、もともとどちらかというと寡黙なタイプだから、口数が少ない分、言葉がスラスラ出てこなくてモドカシイ思いを沢山しています。
語学学校時代の先生に言われた事なんだけど、” 日本語でも言葉がスラスラ出てこないのなら、それは言葉の問題ではないと思う。それがあなたの特性だから、話す言葉が変わったからと言ってスラスラ言葉が出てくる訳がない。” って。 なるほどって、納得したけどね。
それ以来、自分なりの話し方で、伝え方でコミュニケーションを取るようにしています。うまく話そうとしなくてもいい。ちゃんと伝わるかが大切なんだと思っています。
英語力ゼロだと大学を諦めなければならないの？
結構厳しい事を書いてしました。 英語力ゼロと言っても、「 今は 」って事でしょう？
努力すれば、英語力ゼロじゃなくなる。そして空っぽなら、埋めていけばいい。スポンジのようにドンドン吸収していけるという事。
すべては自分の努力次第だと思う。
自分が本当にアメリカの大学で勉強したいと思うなら、英語力ゼロを英語力１００に近づけるように努力すればいい。
ただ、それは簡単ではない、という事。 厳しい現実を経験してきているからこそ、ここで伝えています。
なかなか結果が出てこない時もあると思う。だけど、頑張った分、ちゃんとそれは身についていくはずだと信じてるし、実際そうだと思ってます。
あなたはどうしたいですか？ 諦めたくないなら、諦めなくていいと思う。ひたすら努力していけばいい。全てはあなた次第だと思います。
終わりに
色々と厳しい事を書いてしまいました。英語力ゼロでアメリカの大学を目指すのは、想像以上に大変だという事は知っておいてください。
だけど、決して無理だと決めつける必要はないと思います。すべては自分で決めて実行に移していくだけ。
もし今まだ日本にいて、アメリカの大学を目指そうと思っているのなら、しっかり英語の基礎を勉強しておくようにして下さい。
少しでも下地を強固にしておく事が自分自身を助ける事になるから。
応援します。そして、私も頑張ります。 ともに頑張っていきましょうね。読んでくれてありがとうございます。
