留学生の成績。成績が悪いとどうなるの? どうして大事なの?

こんにちは、現在4年制大学の工学部で勉強しているkokoです。今回は留学生がアメリカの大学で勉強するにあたって、成績がいかに大事かをお伝えします。

いい成績を取るのが大事なのは、日本でもアメリカでも同じです。ですが、アメリカの大学は日本の大学よりもずっと厳しいです。

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どうして成績が大事なの?

アメリカの大学で勉強して、いい成績を残していくのは本当に簡単じゃないです。ましてや英語が母国語でない学生は言葉のハンデがある分、ネイティブの学生以上に勉強しないと遅れを取ります。

万が一、大学が決めているボーダーラインを下回った時は、退学になります留年ではありません。退学です

そうなると新しい大学を探すか、なんらかの処置を取らないとI-20を維持出来なくなる為、国外退去となります。

ただ、頭に入れておいてほしいのですが、成績不良で退学処置になった学生が別の大学に再編入出来るのかは、かなり難しい事だと思って下さい

アメリカの大学は日本の大学のように、1回生、2回生、3回生、4回生を freshman, sophomore, Junior, Senior と呼びますが、あくまでも呼び名であり、目安です。

アメリカの大学は必要単位を全て履修した時点で卒業できます。どう授業を取っていくかは、基本各学生の希望と自由意志によるものですが、毎セメスタ、アドバイザーの承認が必要になります。

ただ自由意志といっても、授業は積み重ねなので自分の学科のカリキュラムの番号の若い順からクラスを取っていくことになります。

必要全単位を履修するまで、出来るだけいい成績を取っていく、アメリカの大学で勉強を続けていく為に絶対必要条件です

大学の成績評価 ‐ GPA & QPA

アメリカの大学ではいくつかの成績評価があります。GPAはほぼ全ての大学で使われている評価だと思います。QPAは聞かれた方は少ないかもしれませんが、GPAと共によく使われている評価です。

私が勉強している工学部ではGPAと共にQPAも同時に成績評価として使用されていますが、特にQPAを重視しています。

  • GPA: Grade Point Average ⇒ 生徒の履修した全教科の成績です
  • QPA: Quality Point Accumulation ⇒ 生徒の専攻学科のみの成績評価です。つまり比較的好成績を残しやすい一般教養科目は一切含まれず、専門教科のみの評価なので、その生徒のその学部での成績が浮き彫りになります。

また、GPA、QPAの割り当てられた数字は各大学によって微妙に違います。これは各大学でご確認下さい。あくまでも自分が勉強している大学での評価を参照して下さい。

大学に入学したら、自分の学部がGPAだけで評価するのか、私の学部のようにGPA とQPA両方で評価されるけれど、QPA評価により重きを置くのか、しっかり確認する必要があります。

私が勉強している工学部ではQPAが重要な評価として使われていますなぜなら工学部の専門教科で及第点を取れない学生は、学部としてそのまま置いておけないからです。つまり、学部変更を余儀なくされます

ただその際にGPAが2.0を下回っていた場合学部変更ではなく退学を余儀なくされます

以前、私は好成績を上げていく事の大切さを書いています。ぜひ併せて読んでください。⇒ 授業にガッツリついていく為に必要なこと。5段階評価でAやB を掴み取る

留学生は基本ドロップが出来ない

まず、ドロップとはなにか、説明します。

ドロップとは言葉の通りなのですが、つまり履修している授業を一旦受けるのを辞める、次の機会に取り直す。という事です。

これにも期間やルールが大学ごとに決められています。必要に応じて確認してください。

留学生は厳しいルールのもと、大学で勉強する事を許されています。毎セメスタ、フルタイムで授業を取らなければなりません。つまり最低12単位が必要になります。

授業の単位割り振りは各大学、学部によって違います。私の場合、だいたい4教科取ることで12単位をクリアしています。つまり、取った授業は 一つとしてドロップできません。なぜなら、1クラスをドロップしたら9単位になる為12単位を履修するルールが守られない為です。

もし、私が5教科15単位を取り、セメスタ中に1クラス(3単位)ドロップしたいのであれば、可能です。ですが、もしその1クラスが(4単位)のクラスであれば、ルール違反になる為ドロップできません。

大学で勉強していて、2回目、3回目とテストを受けていくと、クラスメイトの何人かはドロップを口にし始めます。このままその授業を取り続けても、AやB評価を得るのが難しい、もしくは、このまま続けてもパス出来る可能性が低い、と考えた学生は授業をドロップし始めます。

ですが、留学生にその選択は無い、と思って下さい。

なので、死ぬ気で勉強しなければなりません。

今のままでは D や F=Fail を取ってしまうかも…

D=60-69/100 は授業によってはパスになります。が、C 以上が及第点というクラスもあります。学部のカリキュラムによって違う為、これも確認して下さい。

F=Fail=0-59/100以下 つまりその授業にパス出来なかった、という事です。留学生には大問題です

成績でFD を取るのは致命的です。なぜなら, GPA とQPA を急落させます。一度大きく落としてしまうと、元に戻すのには相当の頑張りが必要になります。

頑張っても、どうしても成績が伸びない時もあります。このまま授業を取り続けるとD や F を取ってしまうかもしれない、となったら、必ず大学の留学生事務所(International student office) へ行って話をして下さい

彼らは留学生を助ける為に、サポートする為にいてくれてます。どうすればいいかを知っているのは、彼らです。自分で考えこまず、まず彼らの事務所に行って相談してください

どうすればいいのかをアドバイスくれるはずです。勝手にドロップしたりせず、大学の留学生事務所(International student office) に必ず連絡を入れ、助言を受けて下さい。

終わりに

私は一旦セメスタが始まると、授業以外の時間はほぼずっと勉強しています。もちろん睡眠時間や食事等必要な時間を除いて。時には息抜きもしてますが、基本勉強ベースで私の生活は回っています。

とにかく、勉強をせずに大学を卒業できるなんてあり得ません。私たち留学生は言葉のハンデがある分、2倍3倍勉強しないと取り残されてしまいます。

今はその時。そう覚悟を決めて勉強に向き合って下さい。

共に頑張っていきましょう。

 

授業、クラス
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心々采彩
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