こんにちは。現在NYの4年制大学の工学部で水資源環境工学を勉強しているKOKOです。
私が初めてアメリカに来た時は、一般的な語学学校に通ってました。1校目、2校目は一般的なプライベートの語学学校。3校目は大学付属の語学学校です。
別の記事でも書いたんですが、私は元々大学に行く予定でアメリカに来た訳ではなかったから、大学付属ではない一般的な語学学校に行ってたんです。
その後、色々な事を経て、今はがっつり大学で勉強しています。
なぜ、大学付属を勧めるのか
大学で必要なEssayの書き方をしっかり教えてくれるから
私はプライベートの語学学校と大学付属の語学学校の両方で勉強しました。その中で私が体験した一番大きな違いは、Writing Classでの授業でした。
私が通った大学付属語学学校のWriting の授業では、アメリカの大学で頻繁に使われるEssay Writingの基礎, Five Paragraph Essay の書き方をしっかり教えてくれました。
これは、大学で勉強したいと思っている人には、絶対的に必要不可欠なスキルです。
クドイようですが、大学で勉強したい、と考えてる方は、大学で絶対に必要になります。書き方の基礎、様々なルールやテクニック、きちんと教えてくれますので、私は大学付属の語学学校をお勧めします。
Essay Writingは、学力テストで必要
実は、大学に入学が決まった後、授業のレジスターをする前に学力テストを受けなければなりません。留学生も例外なく受けます。Reading, Writing, Math の3種が基本です。
ただ、このテストに合格しなければ、入学取り消し、という事態にはなりませんので、ご安心下さい。
ですが、このテストに合格しないと、取りたい授業を希望通りには取れなくなります。
パスしなければ、パス出来なかった授業をカバーする為の授業を取らなければならないそうです。留学生の場合は、ESLの授業を大学の授業カリキュラムの中に追加で組み込まれるそうです。(友人談)
私は日本で四年生大学を卒業していた為、Mathのテストは除外されましたが、ReadingとWritingのテストは受けました。
私は大学付属の語学学校で徹底的に仕込まれたので、お陰で無事、両テスト一発でパス出来ました。
Essay Writingは、授業で必要
このEssay形式をしっかり理解し、何をどう書く事が良くて、良くないのか、しっかり学ぶ必要があります。なぜなら、この形式は大学の授業の中でも、Essayを書く際に使われます。
Essay Writing には様々な種類があるので、何をどう使っていくかは勉強する学部学科によって違い、それぞれのクラスに応じた物が求められます。
ただ、共通して言えるのが、Freshman, Sophomore時代(日本で言う所の1,2回生)は一般教養クラスの中にEnglishという授業があります。
これは、日本でいう国語ですね。なので、アメリカ人だろうとこのクラスを取って、パスしていかなければなりません。
このクラスではEssayを書いて提出しなければならなかったです。やっぱりここでもFive Paragraph Essay形式を用い、与えられた題材に於いて自分の考えを主張する事を求められました。
このクラスのファイナル試験もEssayWritingでしたよ。とにかく、アメリカでは自分の主義主張する事を求められます。もちろん、やみくもに、では無くルールに基づいて。
Five Paragraph Essay って?
簡単ですが、説明させてください。Essay Writingの一つの形式です。
- Introduction(導入部:問題定義における自分の主張や、その事象の背景などの簡単な説明)
- Body:Argument1(議論1:自分の主張を補強する1つ目の証拠や理由の説明)
- Body:Argument2(議論2:自分の主張を補強する2つ目の証拠や理由の説明)
- Body:Argument3(議論3:自分の主張を補強する3つ目の証拠や理由の説明)
- Conclusion(結論:なぜ私がこれを主張するか、そして主張するのには、こういう願いがあるからです、を伝えます)
導入部 → Body(Argument1,2,3)→ 結論 という順序で進めていきます。
与えられた課題から自分の問題定義を行います。なぜ自分がこれを主張するのか、その事象の背景がこれだ、と。
そして、自分の主張を補強する為の3つの議論点を作ります。ただ自分がこう思ったから、ではダメです。自分の主張を後押ししてくる証拠を、新聞や各種学会論文、政府の公式書類、専門家の意見、等をインターネットや本等で調査し、集めます。
そして、それらを自分の主張の証拠として使うんです。この専門家はこう言ってる、この論文はこう言ってる、この新聞はこう言ってる。ほら、専門家達もこう言ってる。だから私はこれを正しいと思って主張するんです。って。その際に具体的な事例があると、尚いいです。
で、最後に、証拠を読んでくれたでしょ?だから、私はこれを主張するんです。って締めくくるんです。 締めくくる際に、私が主張するのには、こういう希望が、願いがあるんです、って伝えながら。
書くには、ちゃんとルールがあります。そのルールを知らずには書けません。なので、トレーニングが必要なんです。
終わりに
将来はアメリカの大学で勉強したい、そう思っている方は迷わず大学付属の語学学校をお勧めします。
私の場合、ハンター大学付属の語学学校に行って、ブロンクスコミュニティーカレッジ(短大)を経て、4年制大学のシティカレッジの工学部に編入しました。
ハンター大学付属の語学学校だからといって、ハンター大学に行く必要はありません。そうしたい人はそうすればいいと思いますけど。
ただ、私のハンター付属の語学学校も、短大も、今通っている大学も全て、CUNYというNY市立総合大学に属しています。そういう意味では、基本的な教育ルールは共通していたのかな、と思いますが。
アメリカにたくさんの州があります。行かれる州によってルール等も違ってくると思います。しっかり下調べされる事をお勧めします。
あくまでも私の経験からの意見ですが、少しでも皆様の参考になれば嬉しいです。