【スキル磨き】アメリカの大学での私のライティング対策。お役立ちツールも紹介します。

こんにちは、アメリカの4大で環境工学を勉強しているKokoです。

現在アメリカ時間で夜の10時。約1時間前に最後のレポートを提出して、この2021秋セメスタは終わりました。あとは、成績を待つだけです。(翌日にこれは投稿しました。その後、眠気に勝てず。。。)

この1か月はもう、地獄のようでした。これだけは何度経験しても慣れません。いやあ、ほんと、頭が爆発しそうでした。ただ、どんなものか知ってるだけに、覚悟とスケジュール管理はしてるので、なんとか乗り切れてますけど。

横道にそれましたが、今回は英語のライティングについてのお役立ち情報をお伝えしたいと思います。

私の学科の中でも専門学科では、すべての授業にプロジェクトとしてタームペーパーが課されます。もしくは、チームでプレゼンして、それについてペーパーも提出という場合もあります。それ以外にファイナルがあるので、学期末になるとそれはもう地獄のごとく忙しくなります。

何が大変って、ライティングなんですよ。文法はもちろんの事、リサーチは鬼のように行います。サイテーションのルールや、フォーマットの決まり、誤字脱字もチェックしなければならない。もちろん、ちゃんと伝えたい事を伝えられているか、も、きちんと確認しなくちゃいけない。

はい、この作業本当に大変です。日本語でならわかる事でも、英語となると簡単じゃない。この秋のセメスタで、チームプロジェクトで、30枚のペーパー、50枚のペーパー、40枚のペーパー、 個人で13枚のペーパー、8枚、2枚のペーパーを提出しました。

 

koko
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ライティングの手助けをしてくれた、私の力強い味方達をご紹介します。

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ライティングセンター

これは、必須です。これはどの大学にも必ず設置されているので、入学したら、場所や期間などを調べておく事をお勧めします。

過去にも何度もお世話になってますが、このセメスタでは1週間に2度使っていました。

グループプロジェクトの場合、自分の担当パートが割り当てられるから、責任をもって完了させなければなりません。私のチームでは、私だけが留学生だったから、特に自分のパートをアップする前には必ずライティングセンターで文法やセンテンスのチェックは受けていましたよ。自分のパートには責任を持たないとね。

あと、ライティングセンターは、大学によってシステムが違ってくると思うので、ご自身の通っている大学でのシステムをご確認くださいね。

ライティングセンターとは?

簡単に言うと、ライティングを手助けしてくれる場所です。

私たちのような英語が母国語ではない学生はもとより、アメリカ人の学生も利用しています。

ライティングは、ただ書けばいい、というものではありません。 用途にあったフォーマット、絶対にしてはいけないルール、文法以外にも守らなければならない事が沢山あります。

アメリカ人の学生では、はなし言葉を使ってしまって教授から注意を受ける、なんて事を避ける為に利用してたりしすね。教授によっては、ライティングセンターの利用を強く進める事もあります。

私たちは工学部なので、サイエンスペーパーが基準となります。だから、フォーマットはもっぱらAPAを使います。私の場合は、自分で書いてから、文法をメインにチェックしてもらっています。文章の言い回しも、アドバイスをうけますよ。

例え、プロの作家さんでもエディターが存在して、文章を磨き上げる手伝いをしていますよね。ライティングセンターのインストールの皆さんってエディターさんでもあるんだと思いますよ。

もちろんライティングセンターのインストラクターに人たちは、大学の求める基準をパスしている人達なので安心して助けてもらういいと思います。

koko
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ただ、一つアドバイス。私のような理工系の学生は、ライティングセンターのインストラクターを決める時に、サイエンスペーパーの経験があるか、を聞いておくといいです。サイエンスペーパーは、ふつうのエッセイ系の書き方とはちょっと違ったりするので、経験を持ってる方を強くお勧めしますよ。私は、この人たちって決めた二人のインストラクターがいます。そのうちのどちらかにチェックしてもらうようにしています。日程が合わず、他の方とワークした事もあるんですけど、やっぱりこの二人だなって思いましたね。

ライティングセンターを使う事で得る特典

自分自身のライティング力が上がる。

これ、確実に上がります。注意された事は、意識して気を付けるようにするからだと思う。

でもね、やっぱりそんな単純ではなくて、同じような事で注意を受けますよ。

私の場合は、冠詞です。The や A を、つい付け忘れたり、必要ないところなのに、つけてしまったり。これは根気よく矯正していくしかないかな。

でも、新しい言い回しを教えてもらったり、語彙が増えたり、文法的な質問をする事もできますよ。

 

スピーキング力も上がる。

これ、インストラクターと話しをするからなんです。

インストラクターによっては、自分自身で書いた文章を自分で読ませます。そのうえで、「あ、ちょっと待って。今のパート、意味がちょっとつかめない。何を伝えようとしてる?」とか聞いてくれるんです。

私の場合、ずっと同じインストラクターにお願いしているから、どういった内容の事を書いているのかは理解してくれていますが、書き方がクリアでない場合、「説明して」って言われます。

そうすると、自分でしっかり説明しなければなりません。インストラクターにとってクリアでない文章は、教授にとってもクリアではない、という事だから。

そのうえで、こう書いたらいいよ、とか、この単語の方がしっくりくる、とかアドバイスしてくれるんです。

自分が何を伝えようとしているのか、しっかり頭に入っていないとクリアな内容の文章を書けないし、説明できないからね。

それを繰り返す事で、ライティング力だけでなく、スピーキング力も上がるって思ってます。

 

自分の書いたペーパーのクオリティが上がる。

さっきも書きましたが、インストラクターにとって内容がクリアでない、という事は教授や他の読み手にとってもクリアではない、という事なんです。

インストラクターと一緒にワークする事で、不鮮明な部分がよりクリアな文章に変わっていき、レポートの質が上がります。ブラッシュアップされるんですね。

そういうものを提出すると、教授からの評価も決して悪くはないです。(但し、内容はとても大事です。それは自己責任だから、何を書くのかが不明な時は、教授にしっかり確認しなければいけないですよ

ただ、まったくどう書いていいのかわからない、なんて時は、インストラクターが一緒にブレインストーミング作業を助けてくれる、との事でした。その時は教授からのアサインメントの指示が書かれた用紙を、インストラクターに提示して、何を書かないといけないか、を伝えないといけないそうです。

 

koko
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とにかく、ライティングセンターのインストラクターの皆さんは、強力なお助けマンなので、一緒にワークする事をおススメします。ただ、マンツーマンだから、早め早めに予約を取らないと折角の機会を得られなくなっちゃいます。今は、コロナの影響でオンラインなんです。だからzoomでワークしてるんですけど、それでも十分助けてもらってます!

 

その他の便利ツール

でもね、ライティングセンターは24時間/7day で開いてません。常日頃のちょっとした文章や、ライティングセンターでインストラクターとワークする前に書く文章を助けてくれる便利なアプリケーションがあるんです。それをご紹介しますね。

ただし、私のパソコンはWindowsなので、Macを使ってる場合には該当しない場合があるかもしれません。でも、最近はすべてWindowsであろうとMacであろうと、対応している事が多いので、問題なく使えるのではないかと思いますが、Macユーザーの方は調べてみてください。

Grammarly

これは、スペルミスや文章の編集お助けツールです

これは、無料と有料があります。私は無料バージョンを使っていますので、当たり前ですが使える機能に制限があります。アプリケーションタイプもあるので、パソコンや携帯にダウンロードして使う事ができます。

Youtube のサイトを以下に貼っておきました。具体的にどんな事をしてくれるのだろうと興味のある方はぜひチェックしてみてください。Grammarly のYouTube紹介サイトです。

YouTube site ➡ Grammarly YouTube Site

 

Google Chrome のエクステンションにも入っているので、Google Chromeを使っているならエクステンションに追加するといいですよ。

 

Grammarly の無料版は誤字や、コンマのチェックなんかをしてくれます。提案はしてくれないけれど、他の言い方があるよ、っていう意味で黄色のラインが引かれることもありますが、私はこれは無視しています。ライティングセンターのインストラクターとワークした所にもラインが引かれる事もあるからです。

ただ、私はスペルチェック以外は、100%信用しないようにしています。ですが赤ライン、青ラインが引かれた所は気をつけてチェックするようにしています。

私は有料版は使っていませんが、それでも助けてくれていますので、個人的にはおススメします。

エクステンションだけにするか、アプリをダウンロードするかは、ご自分の使い勝手で決めて下さいね。

 

Wordtune

これは、文章言い換えツールです。つまり、文章を基本同じ意味になるように、書き換えてくれるんです。

「 ?? 」 ですよね。

Paraphrase 「パラフレーズ」 って言葉は聞いた事があると思います。言い換えですね。

つまり、このツールはそれをやってくれるんです。

これね、最近一緒にチームプロジェクトで40枚のペーパーを一緒にこなした友達から教えてもらったんですが、使えるんです。これ本当に。

有料版と無料版があって、私はこれも無料版でしか使っていません。なので、一日限定20回まで、となっています。有料版では、回数制限なく使えるようです。

これもアプリをダウンロードして使う方法と、Google Chromeのエクステンションに加えて使う場合とあります。

Grammarly は、私は両方しましたが、Wordtune はエクステンションだけで使っています。それでも十分使えるので、全く問題ありません。

Wordtune の短いYouTubeビデオを見つけたんので、貼っておきますね。具体的にどんな事をするのか、確認してみてください。

YouTube サイト ➡ Wordtune – Rewrite a sentence or word

 

Google Chrome のエクステンションサイトです。

これを使うときの注意事項としては、自分の文章を変換する場合、自分の伝えたい意図にあったものを選ぶ、という事が大事かなって思います。

ちょっとニュアンスが違うって感じる例文も出てくるんです。私は、前後の文章との兼ね合いも含め、自分の書いているペーパーにあったものを選択するようにしています。

たまに使うくらいかな。だけど、使えます、これ。

 

終わりに

英語が母国語ではない学生にとって、英語でガンガンペーパーを書いていくのは簡単ではありません。本当に大変。

アメリカ人の学生だって、結構大変な思いをしています。文法なんかは、留学生の方が知っていたりします。私たちは語学学校で叩き込まれますからね。

でも、やっぱり調べた事を証拠として、理論づけながらペーパーをを仕上げていくのは簡単な作業ではありません。調べるのだって時間がかかる。当たり前だけど、全部英語だからね。

ルールもある。例えば、サイエンスペーパーは、I、You, We, などの言葉は基本使いません。ほぼすべて受動態で書かれます。誰が何をしたか、には重きを置かないからですね。何が行われたか、が最優先なんです

チームプロジェクトのペーパーの中で、” Team 2 is ..”  で始めた文章があったんですが、教授からダメ出しをくらいました。第3人称だから大丈夫かと思ったんですが、私たちの教授は、”Passive voice”(受動態)を使いなさい、とガッツリポイントを引いてくれました。。。

Citation 「サイテーション」も厳しいです。どこから引用したのか、だれのアイデアなのか、しっかり記入します。

人のアイデアや記録、実績結果、考えなどを、まるで自分のもののようにして、書いてしまうと大変な事になります。

Plegialrism 「盗用」は本当に罪が重くて、大学は一発で退学です。教授は生徒にWordで提出させる事もあります。チェックするためですね。

何年か前にもありましたよね、論文の盗用で学会から追放された方々とか、ね。

ちょっと横道にそれましたが、ライティング力を上げるのは地道な努力しかありません。もうね、こつこつ努力していくしかないんです。

理工系の教授は、内容を重視しますが、めちゃくちゃなペーパーだと読んでももらえません。そして、ちゃんと書ける能力をつけていかないと、学生のうちは許されても社会では通用しません。

なので、ライティングセンターの利用、便利ツールの利用、などを通じて、ライティング力を上げていきましょう!

koko
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おまけ

ライティングセンターのインストラクターがアドバイスしてくれました。

  • 自分の書いたものを声を出して読みなさい。耳で聞くことで、その文章のどこがおかしいか感じなさい。
  • 理工系の人は、サイエンスペーパーを読んで、そこから学びなさい

 

 

koko
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読んでくれてありがとうございます。

ともに頑張っていきましょうね。

 

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