こんにちは、アメリカの4大で環境工学を勉強しているkokoです。
不安は常に付きまとってくるよね。でも、それは自分だけじゃない。みんな同じだと思う。
不安だと言ってるだけで、不安に思う気持ちは消えない。じゃあ、どうする?
私の経験から留学にまつわる不安と和らげる為にできる事、について書いてみました。
不安要素 - 勉強についていけるか不安
出発前 - 日本にいる間に出来る事
日本にいる段階で行く大学が決まっている、という事はTOEFLのスコアがその大学への入学基準に達している、という事だから英語の基礎はある、という事。
ただ、実際に授業に入ると基礎だけではダメだと身に染みてわかる事になる。思い知らされる。
もし、英語が日本語と同様に話せる、使いこなせる、なら話は別だけど、そうじゃないなら、多少の覚悟はしておいた方がいいと思う。
私の場合、アメリカに行ってから大学へ行く事を決めたので、絶対にそう、だとは言えない。ただ、語学学校を経て、短大に進み、短大卒業後、今の4大に進んだ経験から思った事かな。
人によって違うと思うけど、準備しておくに越したことはない、と私は思います。
あなたがもし、帰国子女やインタナショナルスクールで勉強して英語は完璧、という事でないなら、日本にいる間に少しでも英語で勉強する事に慣れておくといいよ。内容を理解する為に、英語が理解できないと本当についていけなくなるから。
- 洋書を読む(長文を読む事に慣れておく)
- 長文読解の為の基礎をしっかり勉強していおく(単語や構文、文法など)
- パソコンを使いこなせるようにしておく(ブラインドタッチを練習しておく)
- ワードやエクセル等のソフトを使えるようにしておく
- YouTubeサイトや映画、ニュース等を見て、英語を聴くことに慣れておく(洋画を見る時に、私は英語の字幕をつけて見てます。聞き取れない英語を単語で見ることで内容を理解しやすくなるから)
- チャンスがあるなら、英会話学校に行く(少しでも話す事に慣れるため)
- 英文を書く。例えば、英語で日記をつけてみる、等。
やれる事をやっておくといいよ。決してムダにならない。
洋書を読むのに、日本語の翻訳本を先に読んでおくのも理解しやすくてよかったよ。以前に紹介したので、よかったら読んでみてください。
微妙なニュアンスを理解するのに役立った本です。紹介しますね。
私は日本にいる時、チケット制で好きな時に通える英会話学校に行ってました。若かりし頃に学んだ英語も、すっかり使わなくなって錆びついていたので、少しづつ慣らしていくようにしたかな。週1回でも全く練習しないよりは、私には良かったかな。
不安は何をやっても、きっと完全に無くなる事はないと思う。だけど、努力した事はすぐに結果は出なくても、ちゃんと自分の身になっていると思う。努力した。その事実は自分自身の不安を軽減させてくれると思う。
出発後 - アメリカでするべき事
ひたすら勉強しよう。それしかない。
語学学校時代、私は図書館でDVDを借りて、映画やドキュメンタリーを見まくった。少しでも英語に慣れる為に。英語の字幕を付ける事で、聞き取れなかった単語をチェックしたりしてた。
短大時代も、今の4大時代も、私の経験から言うと、勉強あるのみ。これだけは積み重ねていくしかない。ある日突然ネイティブばりに英語が話せるようになりました、授業がすべて理解できるようになりました、なんて事は起こらない。ただ、積み重ねていくしかない。
どれだけ沢山勉強したとしても、不安は消えない。テスト前は胃が痛くなる。でも、それは私だけではない。クラスメイトも友達もみんな同じ事言ってる。
でもしっかり勉強していれば腹もくくれるし、頑張ってきたという、自分の努力が後押ししてくれる。その時に結果が出なくても、へこたれず頑張っていく。それすれば、必ず身になっていく。
何度でも言う。ひたすら勉強しよう。
以前に書いたものです。参考がてら読んでみてください。
不安要素 - 友達ができるか不安
みんな同じだと思う。語学学校でも大学でも、初めて会う人ばかりだった。そしてそれは他の人達も同じ。特に語学学校では自分と似たような境遇、つまり留学生達が沢山いて、自分と同じように不安に思ってたりする。
その中で、ゆっくり友情を育てていけばいい、と思う。
留学すると、日本にいたら出会えなかっただろう人達と沢山出会える。世界中の人達と出会えるよ。彼らの話はとても興味深いし、色んな文化や生活があるんだな、って思わせてくれる。
友達はちゃんとできるよ。日本にいようが、世界のどこにいようが、人間関係をつくる基本的なものは変わらないと思うから。
相性、お互いへのレスペクト、時間をかけてお互いを知っていく、等、学校で勉強や色んな事を一緒になってしていく事で出来ていくものだと思う。
体験談
出会いは本当に面白い。これは私の経験談なんだけど、ちょっと聞いて下さい。
私は語学学校時代に、短大を受けるためにTOEFLを受験しに行ったんだよね。終わった後、水を飲んでいたら、同じように水を飲みに来た女の子と立ち話をして。たまたま他に人がいない状態で、2人で少し立ち話をして、一緒に会場を出ることになったんだよね。彼女はトルコ人の20代前半の女の子で、大学院を受けるためにTOEFLを受けに来てた。ただ、面白いのは、2人とも同じ分野を勉強しようとしていた事。なんかお互い気が合っちゃって、連絡先交換し合って、その後お茶したり、遊びに行くようになった。色んな事を話すようになって、気が付いたら大切な友達になってた。
彼女は私が今通ってる大学の大学院に行ってたけど、優秀な子だったから途中でコロンビア大学の大学院に編入して卒業したよ。彼女は国から全額負担の奨学金をもらってたら、卒業後は帰国した。2-3年間は国の機関で働かなくてはいけないという規則があるらしい。つい最近連絡が入って、その期間が終了したって伝えてくれた。頑張っているみた。まだまだ勉強している。2つの博士課程を勉強してるって書いてた。
私と彼女は距離的には離れているし、彼女の方が私よりずっと先に進んでいるけれど、勉強している分野は同じ。お互い、いつか会えるといいね、って話をしてる。
不安になるのはとてもよく分かるけど、来ることが決まっているなら、来てから考えればいい。日本にいるうちから心配しても意味がない。
アメリカに来てから、行動すればいいだけ。私はそう思うよ。
不安要素 - アメリカ生活に対する不安
料理
アメリカは州や町によるけれど、私が住んでいるNYCは物価が高い。自炊は必須。毎日外食やテイクアウトを利用してると、金銭的に非常に厳しくなる。だから簡単なものでもいいから、作れるようにしておくのがいい。
今日本で、親と一緒に住んでいるなら、この機に料理を覚えよう。お母さんの手伝いをして自分で自分の事が出来るようになっていた方がいいからね。
料理も慣れてくるとアレンジが出来るようになる。そうするとレパートリーも増えるし、アメリカに行っても現地の材料で自分なりの料理が作れるようになる。
料理も経験だから、やればやるほど手際も良くなるし、スピードも速くなる。忙しい大学生活に長時間料理にいそしんでる時間はない。今まだ日本にいるのなら、料理を作ることに慣れておこう。
食事に関する不安解消の為の行動は、ぜひ日本にいる間からやっておくことをおススメします。
安全面
これは、どの州に住むか、どの町に住むか、で変わってくるけれど、基本常に警戒心は持っていた方がいい。
私はNYCのアップタウン(ハーレムのちょっと上)あたりに住んでいます。昼間に怖い思いをした事はないけれど、夜中はよっぽどの事がない限り出歩かない。何があるかわからないから。
基本NYCは昼間は安全だけど、朝方、夜中はどこにいても警戒はMAXにしておいてしすぎる事はない、と思って行動してます。
私が常にやっている事です。
- ボタンやファスナーがついていない上着のポケットに財布や貴重品をいれない。
- カバン類は必ずファスナー等がついているものを使う。
- 電車やバスでは、カバンは必ず前に抱える。
- たとえ昼間でも、治安が良くないと言われているところには近寄らない。
- 真夜中以降は出歩かない。
- ブランド物は一切持ち歩かない。
- 大金は絶対持ち歩かない。
- 夜間、暗くなってからは、人通りの多い場所を選んで歩く。
- パスポート類はコピーを持ち歩く。ただし、原本でなければいけない時はその時だけ持っていく。今はNYCのIDカードが作れるので、それを持ち歩いています。
- 滅多にないけど、ごくごくまれに言いがかりをつけてくる人がいますが、無視して通り過ぎる。
- CDとか配ってる人がいるけど、絶対に手を出さないで。あれ、受け取るとお金をくれって言ってくるからね。
- 誰彼構わず愛想よくしない。知り合いや学校内では別だけど、一般往来の場所では一切しないな。
要は、常に気を抜かない。これは大事かな。
あとは、日本にいる時に心配しても始まらないから、現地に着いてから回りの人や学校で情報を入手して、気を付けなければいけない事を確認しておく事が大事かな。
ホームシック
これね、私はなった事がないから、わからないんだけど、友達から聞いた事をお伝えします。
みんな母国にいる家族たちとは、スカイプを使って話をしてるって言ってた。今はラインやズームがあるから、より簡単に使えるし、すぐ連絡できるから便利になったよね。
寂しくなったら、友達や家族と繋がればいい。但し、時差には気を付けてね。
現地での生活に慣れてくると、ホームシックは薄れていくように思うけれど、慣れるまでは色々話を聞いて貰うと違うと思うから、現地へ飛ぶ前に自宅のパソコンの設定をしておくといいかも。
私の両親は私の事を気にかけてくれてるんですが、スカイプやズームで話をしようとまでは思わないみたい。たまにemailで連絡を取り合ってるくらいかな。
ただ、ご両親によってはパソコンに疎い人もいるだろうから、現地へ行ってからスカイプやズームで話をしたいと思っているなら、使い方に慣れておいてもらった方がいいかもしれない。自分が日本にいる間に設定をして、使い方を説明しておく。そして使うことに慣れてもらっておく。
もしくは、携帯で連絡を取れるようにアプリを入れておく、とかね。
私の両親の携帯はスマートフォンではないので、ラインもしない。ただ妹とはラインで繋がっているから、急ぎの要件の時は仲介役をしてくれてる。
今はインターネットというとても便利なツールがあるから、フル活用して、自分自身のホームシックやご両親の不安を解消してあげてください。
日本にいる間はわからない事だけど、いつでも繋がれる準備をしておくのは大事だし、日本にいる間に出来る事。そうすれば、現地に来てからでも安心だよね。
終わりに
不安に思う事はなんなのか、紙に書き出してみるといいよ。そして一つ一つ考えてみる。
自分が何に不安に思っていて、どうすればその不安が軽減されるのか。
軽減させる為には、何を今すればいいのか。それを見極めて行動に移すことが大事。
今考えても仕方ない事は考えない。現地に行ってから考える。だって時間の無駄でしょ?現地に行ってみないとわからない事もあるし、考えた所で解決する術がない。
私の経験を踏まえて、留学する事に対する不安への対応について書いてみました。
自分にとって未知の世界へ進むのは不安に感じるし、当たり前の事だと思う。だけど、誰だってはじめの一歩は勇気がいる。でも、進んでみる価値は絶対にある。
経験はお金では買えない。自分で積み重ねていくしかない、自分だけの宝物だと私は思う。それがどんなに手痛い経験だったとしても、その経験を経てしか見えないものがあるから。そしてそれは、自分を作る土台になる。
色んな経験をしてきた人は、引き出しが一杯ある。すごく魅力的だよ。よく言うよね、沢山の傷や経験は、心の中にある、ダイヤモンドの原石を削って磨くって。気づいたら、世界に一つしか存在しない眩しく輝いてるダイヤモンドが心に存在している。って。キラキラしてる。
様々な経験は人を成長させる。不安を感じるのはよくわかる。失敗したっていい。やり直せばいい。正解とか、正しいとか、そんな一般的な基準で押さえつけられなくていいって私は思う。かのエジソンも言ってる、失敗ではないって。この方法ではなかったという事が分かっただけだ、って。ホントその通りだと思う。
自分がどうしたいか、自分で決めていい。どう生きるか、どう生きたいか。誰も自分の人生を代わりに生きてくれない。
腹くくって、自分で選んで歩い行きませんか。誰かのせいにするんじゃなくて、自分で決めて、自分の足で歩く。だから、進んでみてこの道じゃないって気づいたら方向転換をすればいい。
まずは、一歩、今持ってる不安も一緒に進んでみませんか?
アラフィフの大学生、今まで色々な経験をしてきたから思うこと。共に頑張っていきましょう。読んでくれてありがとうございました。