何処に住むか、これは大学の立地に大きく関わってきます。大学が都会にあるのか、それとも郊外にあるのか。都会でもLAとNYCではまた違ってきます。
今回私は、NYCに住みながら大学や学校で勉強しようと思っている方に参考になれば、と書いています。
私はNYCの大学で水資源環境工学を勉強しています。大学はマンハッタンにあります。そして、現在私は大学から徒歩圏内の場所に2人のアメリカ人ルームメイトとルームシェアで住んでいます。
学校生活の負担を減らす事の一つに何処に住むかは結構重要なポイントになります。私の経験からですが、大学での勉強はかなりストレスがかかります。
生き帰りの通学時間も実は馬鹿になりません。家族や親せきの人と住んでいて、住む場所を移せない方はともかく、これから住む場所を決めれるのではあれば、しっかり考えて決めるのが大切だと思います。
大学・学校からの通学距離と通学時間
自分自身が嫌でなければ、学校から徒歩圏内に住むのが一番いい選択です。なぜなら、通学時間が正確に読める上に、電車やバスでの通学で感じる疲労も軽減することが出来ます。
ただ、大学の立地によっては予算が合わない事もあります。そういう場合は、部屋探しにいくつかの譲歩ポイントがるのでご紹介します。
地下鉄やバスの乗り換えの必要がない
NYCは地下鉄やバスが充実しています。私の経験からですが、アパートの最寄り駅が同じ沿線上だと、正直楽です。そして、大学への時間が読みやすいです。これ大事です。
今のアパートに引っ越す前は、同じ沿線上で地下鉄で10分弱の所に住んでいました。
ただ、これはとても有名な事なのですが、NYCの地下鉄はよく故障で止まりますし、遅れます。電車内での’アナウンスだけで、乗っていた電車が急に駅を2つ3つ飛ばしたりします。また、夜の11時を過ぎると本数がぐっと減るので、昼間の倍以上の時間を駅で待たなくてはなりません。
バスは乗り換えなしであれば楽ですが、朝夕は混んだりするので時間が読めない分、早めにアパートを出る必要がありますが。
大学の講義を受けるのに、早めに行って前列の席を取る。これ、とても大事です。遅刻は続くと欠席扱いにする教授もいます。それに講義で大事な所を聞き逃す事にもなります。
最寄り駅が2つ以上ある
今のアパートもそうですが、引っ越し前のアパートも近場に最寄り駅があって、少し歩くと別の沿線の駅がありました。
万が一片方の沿線にトラブルがあって動かないという事態になっても、別の路線の電車を使う事が出来るので、最寄り駅が2つ以上ある場所はお勧めです。
バスもうまく使ってやれば、大学へのアクセス方法が更に増えます。大切な事は、大学へのいくつかのルートを確保しておく事です。
治安
昼と夜とでは、治安が変わってくる所もあります。特に夜遅くまで学校にいる場合、近隣の治安には気をつけなけばなりません。
ポイントとして、
- 最寄り駅から出来るだけ大通りを通って帰れる
- 治安が良くないと言われている地域は避ける: マンハッタンでは、イーストハーレム、ブロンクスでは、サウスブロンクス、ブルックリンでは、イーストフラットブッシュ、ブラウンズビル、カナーシー等は治安はあまり良くないと聞きます。
以上は少なくとも前提として、実際にアパートを訪ねて部屋の内覧をする際に、気を付けて行き帰りのルートを確認して下さい。そして、住人の方に治安については質問して下さい。
近隣を確認した際に、嫌だな、とか なんか怖いな、等何か感じたら、その場所は自分に合ってないということなので、その感覚を信じるのも大事だと思っています。私はかなり信じます。
治安が比較的よいといわれている地域でも100%安全な場所なんてNYCには無いと思ってください。特に夜中はどこも安全とは言えません。地下鉄も駅も、真夜中を過ぎると決して安全ではありません。
NYに来て初めのころ、アドバイスを受けたことがあります。
夜遅くに住宅街を歩かないといけない時は、道の真ん中を歩きなさい。どちらかの住宅側を歩いていて、引っ張り込まれたら、それで終わりだ。
授業で遅くなる時はくれぐれも注意して帰ってください。
最寄り駅からの距離
駅からの距離も侮れません。駅まで徒歩5分以内がお勧めですが、遠くても7~8分以内ですね。10分以上離れると結構大変です。大学はフルタイムで取ると少なくとも4教科取ることになります。つまり、毎日大学へ通います。
雨の日も雪の日も、疲労困憊の時も、大荷物の時も。
駅からアパートの距離が近いとそれだけで体の負担が減ります。それに、治安のパートでお話しましたが、治安上の意味でも最寄り駅から近いとその分安全です。
なので、最寄り駅からの距離も気にするようにしてください。
終わりに
私はちょうど1年程前に今の場所に引っ越しました。前の場所も決して遠くはなかったのですが、地下鉄を使って約30分弱程の通学時間でした。
大学から駅までの時間や最寄り駅からアパートへの時間は基本変わりませんが、地下鉄の待ち時間で通学時間が変わりました。夜中に帰る時は30分が40分や50分になった事もあります。
バスを乗り継いでアパートの近くまで帰ってみたり、色々自分にとって楽な方法を探しました。それでもやっぱり行き帰りで約1時間は、私を疲れさせましたし、この移動時間がもったいないってよく思ったものでした。
特にテスト前や学期末前は、この1時間勉強にまわしたい!って思った事も数え切れず。
今は徒歩で大学とアパートを往復できます。電車やバスの時間を気にすることもありません。それがいかに楽か、思い知りました。浮かすことができた1時間を勉強にも使えるし、睡眠に充てる事も出来ます。
また、地下鉄やバスのトラブルに巻き込まれて、遅刻を心配することも一切なくなりました。これだけで、ストレスかなり軽減できました。
通学時間は実は負担になっています。少しでもかかるストレスを軽減させるのも、大切だと私は思っています。
これから住む場所を考えられる方のご参考になれば嬉しいです。今度は、具体的にルームシェアで内覧する際の気を付ける点を、私の経験から書こうと思います。