【理系か文系か】アメリカの大学留学にはどっちが有利? しっかり専攻を決めて勉強しよう(*追記しました)

こんんちは、アメリカの4大で環境工学を勉強している kokoです。

アメリカで大学留学を考えてる方、何を勉強するか決めていますか?

今まったくわからない、というより、少なくとも理系が文系かは最低でも決めておいたほうがいいです。

日本にいてアメリカの大学に願書を出す場合、専攻はその時点で決めているだろうけれど、語学学校で勉強してから受験する、っていう人にも知っておいてほしい事です。

理由をお伝えしますね。

 

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途中で専攻を変えるのはお金と時間の無駄になる

私の大学は理系も文系もある大学だから、入ってからどうしても専攻を変えたい場合、それも条件をクリアすれば可能です。

だけど大学によっては理系の専門専攻が無い事があります。私はEngineering(工学部)を専攻してますが、他のCUNYの大学にはEngineeringが無かったりします。

理系から文系へは比較的簡単に移行できますが、文系から理系は簡単ではありません。取る理系の授業が全く違うから、途中で専攻を変えるとなると、今まで取ってきた授業がすべて無駄になってしまう可能性が大

それなら、ダブルメジャーとして両方取ってしまうか、理系をメジャー、今まで勉強してきた文系をマイナーにする、等をすれば今までの勉強が無駄にならずにすみます

例えば私の勉強している大学のカリキュラムをみると、1回生のときからその専攻を卒業するのに絶対必要な授業が組み込まれています。

その授業をパスして初めて次のレベルに進めるように設定されてるんです。その授業をパスしない限り前に進めないようになっている。

なので、途中から変えると今まで勉強してきた事が無駄になってします。そして新たに取り直す、という事態が待ち受けてるわけですね。

なら、さっきも伝えしたように両方とってしまうか、一つをマイナー、一つをメジャーにして勉強を続けるのをお勧めします。

お金と時間は追加でかかりますが、ちゃんと自分の身に返ってきてくれますよ。

 

よかったら読んでみてください ⇒ 改めて、私の勉強している大学を紹介します

 

理系と文系ではOPT期間が違う

文系を卒業するか、理系を卒業するかで、留学生が卒業後に貰えるOPT(実地トレーニング)期間が違ってきます。

それを説明していきますね。

 

OPT とは何か

OPT : Optional Practical Training 

大学卒業後にその大学で勉強した専門分野と同じ分野での仕事につき、与えられたOPT期間内は学生ビザのままで働く事ができます。

文系は1年がリミットですが、理系は2年間をさらに延長して3年間まで期間を延ばす事ができます。(追記:理系も文系と同じ1年間与えられますが、自動的に2年間を追加できるわけではありません。その分野で続けて働いてほしいという需要があれば、最長2年間が追加で与えられるとの事です。

条件によっては有給だったり、無給だったりしますが、理系を卒業していると文系より長くアメリカに学生ビザのままで残る事ができます。(追記可能性は高いが自分の努力次第である、という追記させてください

 

STEM とは何か

STEM : Science、Technology、Engineering, Mathematics

日本語で簡単に言うと理系、アメリカでは STEM という言葉が使われます。

簡単に言ってしまうと言葉のままです。

この分野を卒業していると、卒業していない人よりは仕事の需要があるといわれています。

例えば○○文学を勉強していても卒業後の就職先を探すのは難しいが、コンピューターシステム工学を勉強している方が格段に需要が多い、とかね。

これは現地人であるアメリカ人でもそうなので、留学生だともっと顕著に表れると思いますよ。

 

卒業後もアメリカに残りたい。理系は有利?

文系か理系か、どっちが有利かといえば、理系のほうが有利だと思います。でも、ビジネス系なども決して弱くはないと思います。

ただ、文系の○○文学とかになると、就職が難しくなる、とアメリカ人の友人から聞いたりしていますね。特に留学生には。大学を卒業後、そのまま大学院、博士と文学を勉強していけば、研究しながら大学で教えるという仕事を得るチャンスもあるかもしれません。だけど、それも結構狭き道だと聞いています。

理系でもコンピューター系は更に強いんじゃないかなって、私個人としては感じますね。これからどんどん需要が伸びる分野だと思うから。

はっきり言うと、成績もすごく重視される。勉強している分野で、自分がどれだけいい成績を残せるか、これもすごく大事だと思います。

欲しい、と思ってもらえる人材に自分がならない限り、そして VISAの問題がクリアしない限り、アメリカで居続けるのは難しい、と私は思います。

特にコロナ後は、今までと全く違ってくると思います。留学生にとっては更に厳しい状況が待ち受けるのではないかな。

同じメジャーで卒業を控えてるアメリカ人の友達に聞くと、このコロナ下でインターンを得るために数十社に履歴書を送ったけど、面接を許されたのは2社だけだった。その2社とも残念ながら取れなかった、って言ってました。その友達は成績上位者なんだけど、そんな子でも難しいんだなって思ったよ。

 

留学生にとって一番のネックは VISA

VISA問題は本当に頭が痛い。わかっていて来てるんだけど、国がきめたルールだから仕方がないんだけど、これが一番の難題。

これは私の友達の話。

彼女はトルコ人で、トルコでは地質学の勉強していた。卒業後、アメリカの大学院へ留学に来ていたんだよね。彼女とはTOEFLの受験会場で出会って、仲良くなったんだけど、そんな彼女が実際に経験した話をお伝えしますね。

彼女は今私が通ってる大学の大学院で環境工学を勉強していたんだけど、2年目にコロンビア大学の大学院の環境工学科へ編入したんだよ。

彼女すごく頑張って勉強して、ちゃんと卒業したんだよね。彼女はアメリカで就職したいと思っていたから就職先を探してた。

私は、彼女はコロンビア大学院の環境工学を卒業しているから、アメリカで簡単に仕事が見つかると思ってたんだけど、現実はそうじゃなかった。

ビザの問題がネックになって、彼女は期間内に仕事を見つけることが出来なかったんだよね。結局、トルコに帰って、トルコの政府機関に就職してた。

彼女はこれでよかったんだって言ってた。実は、彼女はトルコ政府から奨学金をもらっていたから、あのままアメリカに残っていたら、費用を全額返済しなくちゃいけなかったんだよね。だけど、数年間政府のために仕事をする事で奨学金を返済しなくてすむようになるから、しっかり仕事するって言ってたよ。最近連絡がきて、その期間が過ぎたから、またアメリカに来たいって言ってた。

 

その為に何が必要なのか?

自分自身が必要とされる人材になること

これにつきます。

同じくらい能力の人間なんて、会社からみれば、掃いて捨てるほどいる。

でも、その会社の顧客に日本の会社があった場合、日本人である事が有利に働くこともあるかも。

あるプロフェッサーが言ってた。

彼はギリシア人で地質学者で地質学を大学で教えてる。仕事を得るのにビザはやはり大きな壁になったそう。だけど、その会社の顧客にギリシア人がいたから、雇ってもらった、と言っていた。

卒業後の事を踏まえたうえで、

事前リサーチ + 学業努力 

は本当に大切だと思います。

それでも、卒業時には情勢が変わってるかもしれないし、先の事は誰も何もわからない。

だけど、自分自身を必要とされる人材へと成長させる事はプラスになっても絶対にマイナスにはならない。

たとえ日本に帰って仕事を探す事になったとして、これは大きなプラスになる。

ビザの問題でアメリカが拠点にならなくても、日本から世界へ向かえばいい。やり方は色々ある。

どこの国であろうと、チャンスを掴んだらしっかり仕事して経験を積む。その経験が新しいチャンスを運んできてくれる事もある。なければ自分から掴みにいけばいい。

 

終わりに

アメリカの大学で勉強するのは、本当に簡単ではない。鬼のような宿題や課題、凄まじいストレス、文化や言葉の違いで起こる諸問題を乗り越えていかなくちゃいけない。

本当に勉強したいと思う事でないと、正直モチベーションが続かない。

まだ何を勉強したいかわからないなら、いろんな本や新聞を読んだり、ドキュメンタリーをみたり、インターネットで調べたり、やれる事はたくさんあるから、調べてみて。

わからない、というだけじゃ、何も掴めない。

貴重な時間やお金を、少しでも自分の為に有益に使えるように、自分自身が考えて行動する、をやってみて下さい。

理系が絶対だと言ってるわけではないんです。だけど、かなり有利ではあると言われています。だけどそれはアメリカ人にとって。

もちろん留学生にとっても、理系は有利だといわれていますが、それでもVISAという問題を考えるとどこまで有利と言えるかわからない。

特にコロナが起こった後は、なおさらに。アメリカならアメリカ人を雇う事を最優先されるのは当然だよね。

努力する。やるだけやってみて、それでもダメだったら帰国してそこで新たに道を開いていけばいい。

ただ、漠然とアメリカで勉強したい、だけど難しいのは嫌。わりと簡単に卒業できないかな、なんて気持ちで来ると痛い目に合いますよ。

事前にリサーチして、専攻を決めて一生けん命に勉強する。これが大事だと思います。

 

読んでくれてありがとうございます。

 

 

 

 

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