【トラブル体験談】ピンチはチャンス。起こってしまった事は変えられない。自分の行動で未来を変えよう。

こんにちは、アメリカの4大で環境工学を勉強しているkokoです。

生きてると色んな事がある。楽しい事ばかりが起こればいいけど、実際はそうはいかない。

でも、ピンチはチャンスだと私は思う。起こってしまった事はどうあがいたって変えられない。ならば、そのピンチをチャンスと考えて、自分の行動を変える。そうする事で未来は必ず変えられるし、実際に変わったんじゃないかな。

アラフィフの私、自分の今までの人生を振り返ってみても、本当にたくさんの事があって、その都度なんとか乗り越えてきた。 だからこそ言える事もある。

それを今回は書いてみたいと思います。

 

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トラブルが起こった時、それはほぼ自分の行動が原因だったりする

トラブルが起こった時、人はその渦中にいると物事をクリアに見ることができない。焦りだったり、怒りだったり、悲しみだったり、痛みだったり、混乱だったり、いろんな感情が渦巻いて、冷静に物事を見れない。

以前にも書いたんだけど、トラブルが起こった時にまずやってみて欲しいのが、とにかく冷静になるという事。そして、現状を把握して、その時に一番ベストな行動をとる。

 

 

起こった事、起こしてしまった事は変えられない。自分がその事に対してどう考え、対応するかでこれから来る未来は変わる。

とばっちりや不可抗力で、病気やなんらかのトラブルに巻き込まれる等以外、そのトラブルは自分の取ってきた行動の結果である事がほとんど。

だからこそ、自分の行動を見直して、いい方向に変えていけば自分の未来は変えていけるのだと思っています。

 

私の体験談 - ①

ずっと前、日本でまだ店舗設計デザインの仕事をしていた時、ある美容院のデザイン設計の担当になったのね。ちょうどその事務所に入って3年目?くらいかな。

私のいた事務所は営業さんや事務さんを含めても10人くらいの事務所で、当時デザイン設計者は私を含めて5人だった。その為、いつも少なくても2-3件は同時進行が当たり前だった。

当時は朝から働いて、終電で帰るのは当たり前。まだ帰れたらいい方だったかな。時に、社長からタクシー券をもらって家に帰ってた事もあったよ。社長もデザイナーだったから、遅くまでメンバー達と働いてる事が多かったから、夜の10時頃から打ち合わせをするなんて事も珍しい事ではなかった。

間に合わないから土日もほぼ出勤してた。お客さんとの打ち合わせ、現場調査、図面作成、現場管理、見積もり調整、業者さんとの打ち合わせ、等、引き渡しまで全てが仕事だったから。もちろん、お金に関する事になると、社長や営業さんが間に入って助けてくれたりしたけど、ね。

そんな生活をずっとしていると、だんだん疲れが溜まってミスがでたりする。そして、ついに大きなミスをやらかしてしまいました。慣れと慢心があったんだと思う。

その美容院の仕事は、デザイン設計のみで施工管理はしなくてよかった。たまにお客さんが自分の知ってる業者さんを使う事があって、そういう時はデザインと設計図を作成して渡す、までが仕事だったのね。そしてこれが大きな私のミスを未然に防ぐ事が出来なかった要因になってしまった。ミスを見抜くチャンスを失ったわけ。

打ち合わせが終わって実際に契約が済んだら、現場が実際に始まる時にまずする一番大事な事、それは墨だしという作業。 大工さんが設計図通りに床に寸法を測りながら実際に線を入れていくんだよね。そしてその時に問題がある場所がないかを確認する。

設計図を作成する前に、現場調査をする。現場の実際の寸法を測ったり、現場の電力、水道、ガス、換気、すべての状況を確認したうえで設計をするんだけど、墨だしの段階でやっぱり多少の誤差が出る。その時に寸法調整して、実際に壁などが立ち上がった時に問題がないようにするんだよね。だから墨だし作業は本当に大切。

もし、設計者の私が墨だしに立ち会えていたら、ミスは見抜けていた。だけど、墨だしの日に立ち会いたいから日程を教えてほしい、という事を相手に伝えていなかった。 明らかに私のミス。 そして、私の思ったより早く着工していた。これも私の確認ミス。

まだ着工していない思っていた現場から、ある日突然社長にクレームの連絡が入ったのね。現場に飛んで行って自分のミスに初めて気づいて、もう真っ青になった。

一番最初の現場調査の際すべての寸法を測って、そして事務所に戻って基礎になる平面図を作成したんだよね。その時、図面が現場調査時の寸法と合わなかったのに、自分の思い込みで大丈夫と判断し、つじつまを合わせてしまった。多少のズレは必ず起こるから。でもそれが大きな問題だった。実はまっすぐだと思っていた壁が斜めにひずんでいたんだよね

問題が起こった時に改めて現場を測りなおして図面修正を行ったんだけど、その時に初めて実は既存のコンクリート壁が斜めに立っている、という事に気づいた。そしてそれを改めて図面に落とし込むと、当初合わないと思って調整した部分が、実は壁が斜めに立っている事に気づいていれば調整の必要性がなかったという事を理解したんだよ。

そこからは、すごい大変だった。私の図面がないと現場が進まないから、猛スピードで図面をすべて調整して書き直した。現場にも毎日行ったよ。現場での視線が痛くて針のムシロだったけど、自分のミスだからちゃんと謝って向き合った。現場で掃除もしたし、差し入れ持っていったり、自分のやれる事はやろうと努力したな。自分のミスが招いた事。状況を改善する為にできる限りの事をするのは当然の事だから。

ただ、他の現場の仕事の着工が迫っていたから、本当に自分がおかしくなってしまうんじゃないかっていうくらい大変だった。その期間は、ほぼ毎日徹夜(睡眠時間2時間とか)で、始発で家に帰って風呂入って、服を着替えて事務所に戻る、って事を2週間くらいしてたんじゃないかな。そうしないと図面が間に合わなかったから。2物件のフル図面が必要だったからね。もう1件の方は工事も受けていたから、本当に大変だった。

その美容院の物件と別の美容院の物件がなんとか竣工までいって状況が落ち着いた時、社長に呼ばれた。 他の社員に示しがつかないから申し訳ないけど、辞めてもらえないかって言われた。この美容院の問題で、事務所に結構な損失が出たのを知っていたから、社長の申し出を受けた。何も言えないよね。すぐに給付金が出るように、会社都合にしてくれたから有難かったかな。お世話になったし、引き上げてくれた社長だったから恨むとかは全くなかった。

  • 私の慣れと慢心が招いたミス(再確認せず自己判断で突っ走ってしまった)
  • 連絡をちゃんと取っていなかったミス
  • きっとこうだろうっていう私の思い込みのミス
  • 時間管理と健康管理のミス(疲れをそのままにしてしまっていた)

 

自分の行動が招いてしまったミス。お客さんに迷惑かけてしまったし、現場にも事務所にも迷惑をかけてしまった。やってしまった事は消せないけど、それらにキチンと向き合って、謝罪し、誠実にやるべき事をする。自分でカバー出来る全て事はちゃんとする。それが本当に大事だと思いました。

もし、○○だったら違っていたかも、などの言い訳を人は言いがちだけど、結局それはあくまでも仮定であるということ。今起こってる事への対処と、未然に防ぐ為の反省。これが大切だと思う。

その後に努めた会社では、これらの事を二度と起こさないようにかなり注意して仕事しましたよ。神経質になるくらい。もうあんな風に人に迷惑をかけるような事は2度としたくなかったから。

自分の気の緩みや深く考えずに取った行動が、人に迷惑をかけてしまう大きなトラブルへと繋がってしまうという事、改めて身に沁みた出来事でした。

 

ピンチがチャンスになった

先の体験談で、私は会社を辞める事になった経緯を書きました。

勤務先をなくすのだから、ピンチですよね。だけど、このピンチは私自身に自分を見つめ直す為の時間をくれ、自分を成長させる時間をくれました。また、新しい方向へ進むチャンスをくれたんだと思ってます。

そしてミスから学んだ事はとても多い。向き合う事は本当に大切。

  • 慣れや慢心は時に大きなミスを呼び、人に多大なる迷惑をかけてしまうということ。
  • 体調管理や時間管理の大切さ。
  • すべてにおいて確認を怠らないことの大切さ。
  • 起こしてしまった現実は変えられない。逃げずに自分がその事実とちゃんと向き合って、自分の出来る最大限の事をする。 (毎日通った、あのミスをしてしまった現場。最初は皆冷たい視線とかなり嫌味を言われたりしたけれど、自分のできる限りの事をしていたら、竣工時には普通に話をしてくれるようになりました。改めてちゃんと謝罪したけれど、逃げずに自分のミスと向き合う事で最後の最後には許して頂けたのかもしれません。)

 

仕事を退職してから、しばらくしてからまた新たに仕事を探すんだけど、心に迷いがあった。働いている業界は好きだったから、この業界で働いていたいけど、また土日も返上して、朝から夜中まで働くような環境に身を投じたいか、はこれは疑問だった。 その頃の店舗デザイン設計の業界は、どこの事務所もほぼそんな状況だったから、また同じような事で人に迷惑をかけてしまうんじゃないかって怖かったんだと思う。

そんな時、ある大手のメーカーがそのメーカーの子会社(派遣会社)を通じて、空間照明設計者を探してる事を知ったんだよね。その派遣会社に連絡を入れて、まずは面接、登録と済ませ、その空間照明設計のポストに応募したい旨を伝えたところ、しばらくしてから面接してもいい、と連絡をもらいました。

メーカーの方と面接をして2週間後かな、合格をもらい、その後そのメーカーの照明設計部門で派遣社員として働き始めました。そこではちゃんと研修があり、照明計画の技術的な事、自社の商品の性能や説明等、様々な専門的な事を叩き込んでもらいました。

その後は、社員の先輩と共に設計営業に出かけたり、自分で新規顧客開発したり、色んな事しましたよ。たくさんの事を学んだ。 デザイン事務所にいる時も照明設計はしていたんだけど、更に専門的な知識を得る事ができまました。

余談だけど、大手メーカーの名刺は強い。話をちゃんと聞いてくれるんですよ。(笑)アポイントの連絡を入れても、適当にあしらわれない。大手と言っても世界に名前が通っている超大手だから、なんだと思う。ただ同時に怖さを感じた。その名刺の重圧とそれを使う責任。 名刺に恥じない働きをしようって本当に思ったよ。

 

たくさんの人に迷惑をかけてしまったピンチだったけど、自分の至らなさを見つめ直すチャンス、自分が疑問に思っていた事を見つめなおすチャンス、新しい道へ進むチャンスを与えてくれたと思っています。

実は、この会社で働いているときに海外を目指そうと思っただんよね。働いて2年半ほどたった時に、会社の政策がガラッと180度変わった。これが大手なんだな、だからここまで大きくなったんだなって思わせる出来事だった。

今まで頑張って築いてきた設計事務所の人たちへの営業訪問は必要ないと言われ、違うプロジェクトに組み込まれ、事がどんどん進んでいった。政策が変わったからだとわかっていても、ちょっと混乱したんだよね。そのやり方についていけないと感じてしまった。その時からかな、色んな事を調べ始めたのは。そして、今に至る、なんだけど。

 

 

思い切った人生の方向転換、自分の生き方を変えるのは時にとても勇気がいること。ピンチは強制的にその機会を与えてくれてるのだと思います。

ピンチは自分の行動が招いたものがほとんど。自分の行動を見つめなおし、ベストな自分自身の変化への道(時に方向転換)を見つけ出し、行動する事によって自分自身を飛躍させるチャンスなんだと私は思います。

 

終わりに

生きてると本当に色々ある。ピンチは自分の行動が招いた結果がほとんど。だから、逃げずに腹をくくって現状を観察し、自分が見つめ直し、必要な事を行動に移していく事で、ピンチをチャンスに変える事ができると私は思います。

自分の行動を変える事で、ピンチがチャンスに変わるのなら、そして自分が成長出来るのなら、それこそチャンスだよね。

転んでもタダでは起きない じゃないけど、大切な事をつかみ取って立ち上がっていきませんか。

自分が変われば、周りの環境も変わる。出会う人も変わる。自分の行動に責任を持って、ピンチをチャンスに変えていきましょう!

私も頑張ります。読んでくださってありがとうございます。

 

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