【体験談】長期の海外生活。私自身の何が変わったか?

こんにちは。アメリカ、ニューヨークの4大で環境工学を勉強しているkokoです。

長期で海外生活をしてみて、日本にいた頃の私と今の私とでは結構変わったな、と思います。私の体験談ですが書いてみますね。

10年近くアメリカで住んでます。日本人コミュニティには全く属さず、国籍、性別、人種問わず、色んな人達と交流してきた私の体験談+私見です。

あくまでも個人差があると思うので、あー、そうなのかな、で読んでみて下さいね。

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海外生活が長いと性格は変わるのか?

Yes と言っていいと思うけど、郷に入っては郷に従え、の通り、現地のスタンダードに適合した感じ。

根本的なところは変わってないと思うけど、色んな経験を経て私の物事の捉え方が変わったから、自分自身の取る行動が変わった。⇒ 性格が変わった、と言えるのかなって思う

 

何がどう変わったのか?

少々の事には動じなくなった

アメリカは時間にルーズな事が多い。私の住んでいるNYCの地下鉄。これにも一応時刻表があるらしいんだけど、そんなのムダだよねってくらい電車は遅れるし、故障でしょっちゅう止まるし(車体の場合と信号機の場合がアリ)、到着予定駅は車内アナウンス一つでスキップするし。サービス悪いのに毎年運賃上がるし、評判の悪いNYCのMTA(メトロポリタン・トランスポーテーション・オーソリティ:NYの公共の鉄道やバス等を運営している会社)。

ニューヨーカーも慣れたもの。ハイハイ、またかいな。って感じ。私も同じ反応。今は大学に徒歩圏内の場所に住んでいるからいいけど、以前は一度授業に遅れた事がある。だから、私は常に最低でも1時間前に学校に着くようにしてた。

例えば窓口に並んでいたとして、サクサク進むって事は滅多にない。長ーい時間待たされるなんて事はザラ。

いちいちイライラしても仕方がないし、イライラしたところで状況が変わる訳でもない。

そんな事が日常茶飯事に起こると、こんなものね、と焦ることなく気持ちを切り替えれるようになりました。焦っても事態は変わらないし、その時に自分が置かれてる状況を確認して、次にどう動くかを考えるかな。

 

神経が図太くなったのか、順応力が強化されたのか。きっと両方だと思う。

流行を追うなんて事は元々してなかったけど、よりシンプルなモノを好むようになった

元々、ガッツリ流行を追うという事はしていなかったけれど、日本にいた頃は職業柄(店舗設計デザイン・照明設計)それなりに小綺麗にしてたよ。でも今は、大学生をやっているからか、すごく服装がシンプルになりました。

Tシャツとジーンズ+シャツ が基本。リュック背負って大学に通ってる。今はオンライン授業だからアパートにいるけれど、着るもの全てがシンプルになったかな。

TシャツはユニクロUのメンズがお気に入り。首回りがしっかりしているから、ヘビーローテーションしても首元がヨレなくていい。アメリカの他のメーカーで買ってもここまでしっかりしてないから、色違いで買ったモノをフル活用中。

大学に行くと着飾った生徒は、ほぼ皆無。夏場はみんなジーンズにTシャツ。冬場はプラスアルファでセーターやトレーナー+ジャケット、が主流。

社会に出ると、TPOに応じて着る服は変えていかなくちゃいけないけれど、大学生の今は自分に居心地のいい服を選んで着てる。

服も滅多に買わなくなったかな。買う時は、シンプルで着心地のいいものリピ買いしたり、色違いで買ったり。とにかく、日本にいた時のように衣服類にお金をかけなくなった。

 

不潔なのは論外だし、TPOに合わせて服装を変えるのは必要。だけど、普段着は自分が居心地よくいれるものが一番いいって、より思うようになったかな。ヒールのある靴なんて、何年履いてないかな。(笑)

人は人、自分は自分、と割り切りが気持ちいいくらい出来るようになった

アメリカは本当に様々な人種や国籍の人達がいる。だからなのかな、みんな違いがあって当たり前って受け止めてる感じがする。一部の州ではニュースになるような、根強い人種差別が残っていたりするけれど、NYCなんかの大都会では、あったとしても表面化はしてないかな。(正直、ない、とは言えない事もある)

ただ、他人はあまり他人を気にしない。ちょっと驚くような事があったとしても、基本、みんな素通り。忙しいからね。ただ、一瞬目をやるかもしれないけど、すぐ自分の事に戻る。(例外はあるよ。誰かが助けを求めてる場合、その時は別。手を貸してるのを何度も見た事がある。ドライに見えるけど優しい人が多い。)

私もそう。たまーに、ウワッて思う光景に出くわしても、一瞬そっちを見るけど、基本、立ち止まったりしない。(道聞かれたりしたら、ちゃんと立ち止まるけどね)

いろんな人達と話しをしていて思った。個人個人、一人として同じ人間はいない。いろんな人たちが混じり合った国だから、違いを認めて尊重してる。そう感じる。

そういう中で生きてると、あー、自分のままでいいんだなって気づかされたよ。

どんな人も、それぞれ抱えている事がある。羨ましいなって思うことがあったとしても、別の側面で、自分とは違う悩みを抱えていたりする。人は多面体だから、見る面によって変わってくるよね。

人と出会って、話をしていく中で、悩んだり不安になったりしているのは自分だけじゃないんだな、って思うからね。

これも前に書いたんだけど、読んでみてください。

⇒ ”選ばれる”って言葉に違和感。”選ばれる女になれ” というフレーズを目にすると、なんかモヤっとする

 

それぞれに置かれた立場や環境があるから、比べても仕方ない、本当にそう思う。人は人。自分は自分

色恋に全く興味が無くなった。一人の人間としてしか相手を見なくなった。

恋愛に、まったく興味が無くなってしまった。(笑)

色々あった、っていうのもあるんだけど、実は、そもそも必要としてなかった、という事に気づいたかな。

 

色々、についてのリンクです。よかったら読んでみてください。

⇒ 知っていて欲しい、アメリカの恋愛シーンでは当たり前のこと。そしてそこから私が学んだこと。

⇒ 余計なお世話だけど、もし留学生として4年制大学で勉強しようと思ってるなら、恋愛は卒業まで待ったほうがいいって思う理由

 

トラウマが原因じゃないか?って言われるかもしれないですね。だけど、理由として言えるのは、私の今の状況で、誰かを大切にしたり、何かをしたり、というのは不可能。

本当に勉強で忙しい。正直、自分の事で手が一杯。他の人の為に勉強以外の時間を作れない。勉強や生活でかかってくるストレス以外に、追加で恋愛のストレスは困るし、面倒くさい。

こんな風に考えている人間が、好きだと思う人を大切に出来ない。だったら最初から持ってなくていい。

という、結論に達した訳です。

自分がしたいと思う事をしてるからか、寂しいと思わないし、恋人ほしいとか全く思わなくなった。

 

私の中の恋愛に対して考え方が変わったんだと思う。男女という性別を超えて、一人の人間として見るようになったかな。

自分が自分を大切にするようになった

自分にご褒美、という名目で何か買ったり、という事ではなくて、自分の感情を大切にする様になった。

自分が自分でいていい、と言ってくれる環境にいると、自分の感情に嘘をついたり、誤魔化したり、って事がしんどくなる。

みんな、自分の感情に正直に生きてるから、それでいいんだなって思うようになった。

もちろん、他人の迷惑を顧みず、好き勝手する、や、仕事や大学で、指示された事を、したくないからやらない、なんて事は全く意味が違うからね。

選択できる状態において、自分がどうしたいか、を尊重するようになった。人に合わせて行きたくない所に行ったり、食べたり、なんて事はしなくなったよ。

 

これも以前に書いたモノなんだけど、よかったら読んでみて下さい。⇒ アメリカに住む。自分の意思をちゃんと伝える事はとても大切。Noってちゃんと言えてる?

 

食べる物も気を付けるようになったし、質のいい睡眠をとれるように配慮してる。自分で自分を笑顔にするように生活してるかな。

規則正しい生活は、大事だよ。ホントにね。

自分が自分を大切してるとね、人を大切に扱えない人が目につくようになる。そうすると、距離を置くようになると、自分の周囲はまた快適になる、好循環だよね。

終わりに

経験は人を変える、と私は思います。経験から学ぶから、様々な事を経験することで、物事の捉え方が変わり、行動が変わるのだと思う。

辛い経験や出来事も人間の幅を大きくするチャンスだと思う。自分の捉え方一つで見え方が変わる。

有名は話。半分の水。どう捉える? まだ半分もある、か、もう半分しかない、か。

どう捉えて生きるかは自分次第。

私もホント、色々ありました。50年近く生きてると、そりゃあ、ね。

これからも色々あると思います。これを読んでくださった方も、色々あるし、あったと思います。

今までの経験は決してムダではないと思います。肥しとなって、自分を変えていくのだと思う。

私は、海外生活を選んで、その中での経験も私の糧となって、私を変えました。

あくまでも、私の体験談なので、個人差はあると思います。

海外生活を不安に思ってる方や、これから留学を目指そうと思ってる方の参考になれば幸いです。

 

読んで下さってありがとうございました。