こんにちは、koko です。前回の記事でもお話しましたが、今は私は大学から徒歩圏内のアパートでアメリカ人女性二人とルームシェアしながら住んでいます。
そして、NYに来てから今現在のアパートに来るまで3回引っ越しました。
- 1回目:Queens → Manhattan へ
- 2回目:Manhattan → Manhattan
- 3回目:Manhattan → Manhattan (今のアパートへ)
引越しをする、しなければならない事がわかったら、まず何をするか。それはインターネットでの検索です。
その際に、やるべきことを段階を追って説明します。
Step1 自分の希望を書き出す
自分がどの地域に、どんなルームメイトと住みたいか、そのアパートには何があって欲しいか、何が妥協できるのか、等自分の希望をしっかり持っていると、決める時に楽です。
- ルームメイト:ルームメイトは日本人がいいのか、それともこだわらないのか
- 地区地域:大学からのアクセスの良さを考慮した上で、どの地区に住みたいか
- 家賃:家賃の上限はいくらまでか
- 引越し時期:希望引越し時期・引っ越し期限
- 希望条件:例えば、ランドリーはビル内に必要、エレベーター付きか、女性/男性オンリーか、等
Step2 インターネット検索を開始
- 日系のNY情報サイト:Mix B, Info-Fresh, Add 7, びびなびニューヨーク
- 日系仲介業者
- アメリカの情報サイト:クレイグスリスト
様々な情報サイトでルームシェア出来る部屋を検索する事が出来ます。
例えば、日本人ルームメイトを希望する場合、日系のNY情報サイトを検索すると見つかり易いです。その情報サイトには個人でルームメイトを探している方や、日系の仲介業者さんの物件も紹介されています。
たまに見かけましたが、こちらの方が日本人の知人に代筆を頼んで日本人のルームメイトを探してる時もありました。
もし私のように日本人ルームメイトにこだわらないのであれば、こちらの情報サイトをうまく使ってやる事で物件を見つける事もできます。
それぞれの方法の特徴
個人でルームメイトを探している投稿ー日系のNY情報サイト
- 仲介手数料は基本掛かりませんが、他に何か料金が掛かる際は投稿サイトに書かれていると思いますので確認下さい。
- 気に入った物件があれば、投稿されている方個人に連絡をとりアポイントを取ります。先方の希望が書かれているので、しっかり確認した上で連絡されるのがいいと思います。
日系仲介業者さんを使うと
- 手数料がかかります。NYCにはいくつか業者さんがいて、それぞれに契約物件も違うので比べてみるのもいいかもしれません。
- 日系のNY情報サイトにも投稿されてますので、気に入った部屋があれば問い合わせされるのがいいと思います。
- 比較的早期に物件が見つかりやすいと思います。希望場所によりますが、日本人に人気のある地区は物件が多く出ていたりするので、見つかり易かったりします。
- 業者さんによると思いますが、サイトで気に入った場所を見つけたら業者さんに連絡をすると、アポイントを取ってくれます。内覧には同行されませんが、日程調整はしてくれます。
クレイグスリストを使うと
- 基本、手数料はかかりません。
- 運が良ければ、好みの物件がアップされています。みつけたら、いつ投稿されたかを確認し、連絡をいれます。連絡手段は先方が希望を書いていますので、それに合わせます。
- 全て自分で行います。すべて自己責任になります。
- 見つかるまでに基本的に時間がかかると思ったほうがいいです。前回の場所から現在のアパートを見つけるのに、約2か月かかりました。毎日、隙間時間にサイトをチェックし、よさげな物件を見つけたら連絡を入れる、内覧をさせてもらう、を繰り返しました。
Step 3 物件候補をみつけたら
個人でルームメイトを探している投稿ー日系のNY情報サイト
まずは、連絡してください。連絡先はその投稿ページに書かれています。その上で、面接の日程等を決めて部屋の内覧をさせて貰う、という手順です。
日系仲介業者さんを使うと
業者さんに連絡を入れて下さい。サイトには物件の登録番号が打ってありますので、その番号を伝えて先方と日程調整をしてもらいます。
クレイグスリストを使うと
サイト内の連絡情報に従って先方に連絡をいれます。すぐに連絡がかえってくる場合もありますが、だいたい1週間くらいで何らかの連絡が入ると思います。
Step 4 内覧です
時間厳守です。遅れる場合は必ず連絡を入れます。少し早めに現地に行き、近隣を歩いてみます。どんな店が近くにあるか、駅からどれくらいか、近隣の雰囲気はどうか、ランドリーは近くにあるか、等。
実際にアパートに入れてもらったら、当たり前ですが、ちゃんと挨拶をして、靴を脱ぐかを確認して下さい。アパートによっては入口で靴を脱いでほしいと言われる事があります。
あとは、アパート内を案内してもらいながら、質問があれば質問してください。自分の部屋になる場所に案内して貰ったら、窓の位置や方角、窓から見える景色、収納、机や家具などの状況、クーラーの有無、ベッドのマットレスのコンディション等、しっかり確認してください。
確認が済んだら、お礼を言って部屋を出ます。その際に、オーナーの方から連絡日時を伝えて下さる事もありますが、こちらから確認しておくのも大事です。
他に物件を見る予定がある場合は、それもしっかり伝えておいた方がいいです。
これは私の実際の経験ですが、私がもし内覧させて貰った段階で”ここはちょっと違う”と思ったら、他にも見に行く予定がある事を伝え、そして、収納スペースが厳しい旨を伝えていました。
私は大学生なので、本やらノートやらが結構あったんです。収納が小さいと厳しくて、それは私の譲れないポイントの1つだったので、失礼のないように伝えていました。部屋が悪いんじゃなくて、その部屋に私が合わないだけなので。
オーナーさんもたくさんの候補者がいる中で、私一人がいなくなった所で何の問題もありません。曖昧にするのが一番失礼です。私は内覧の段階で ”この部屋難しいな” と判断したらその日中に、先方にお礼+辞退のメールを入れるようにしていました。
内覧の段階で、その部屋がすごく気に入ったら、それもちゃんと先方さんに伝えて下さい。
ですが、残念ながらその段階で即決はほぼありません。オーナーさんは他にもアポイントを取ってます。アポイントの全てが終わってから、どの人を部屋に住んでもらうかを決めたうえで連絡が入ります。それまでは連絡待ち、となります。
これは、もうご縁だと思ってください。決まる時は決まるし、決まらない時は決まりません。続けて探し続けて下さい。必ず自分に合った場所に決まります。(経験談です。)
Step 5 ”あなたに決めました”の連絡が来たら
嬉しい連絡が入ったら、契約の準備とお金の用意をします。
投稿ページに記載されている条件通りにお金を用意します。私の経験から、最初の家賃+最後の家賃、つまり2か月分 を契約時に支払う事が多いです。
最後の家賃というのは、そのアパートから引っ越しをする際に最後の月の家賃を先に貰っておきます、という事です。
ただ、これは部屋のオーナーによって違います。中には、”デポジットとして最初にいくらか預かります。あなたの使い方が悪く破損等があった場合、そこから修理費を頂きます。ですが、退去時に何もなければそのままお返しします。そして、最後の家賃は収めて下さい。” という方もいました。
きっちり確認してください。書類にされている場合もあれば、無い場合もあります。ですので、納得いくようにオーナーと話をしておいて下さい。これも自己責任です。
家賃の支払い方も、様々な方法があります。現金を希望されるオーナーもいれば、銀行振り込みもあります。それも、きちんと話をして決めて下さい。現金で支払う場合は、必ず領収書を貰っておいて下さい。(念の為です)
契約が済んで、お金の受け渡しが終われば、オーナーは鍵を渡してくれます。いつから引っ越しを始めていいか、等、その際にきちんと話をしてください。
他にもルームメイトがいる場合、その方たちの生活の邪魔をしないように注意をしながら引っ越しをしてください。
終わりに
部屋を決めて引っ越しをするのは、結構大変で疲れます。私の場合、家具付きの物件しか探しません。私は引っ越しの際に業者さんをつかったりせず、買い物用カート等にいれて少しずつ運びます。
人それぞれのやり方があると思いますが、今回はどうやってルームシェアの部屋を探すか、を私の経験から書いてみました。
すべての大学に寮があるとは限りません。また、我が大学には立派な寮がありますが、今の家賃よりずっと高いので私には無理、等様々な事情があります。
NYC等の都会になると、ホームステイは難しいと聞いています。もし、ホームステイを希望される方は日本の留学斡旋の専門業者さんに確認をされる事をお勧めします。
今のアパートはクレイグスリストを使って探しました。探し始めてから引っ越しまで約3か月かかりました。その間に、4件程見に行っています。その4件目が今のアパートです。
譲れないポイントすべてがクリアされています。なので、とても気に入っています。ただ、夏は外が騒がしいのでその点は頭が痛いですが、それを除けば、アパート自体にはとても満足しています。
自分が本当にここに住んで、ここから大学に行って、生活して。と決断する前に想像してください。そして、決断して下さい。長期で住む場合、小さな事でも大きな負担に変わっていくこともあります。
全て自己責任です。必ず納得するまで確認して決めて下さい。
私の経験が少しでもお役に立てば嬉しいです。