こんにちは、アメリカの4大で環境工学を勉強しているkokoです。
今回は、ニューヨークで私が通っている歯科医について紹介したいと思います。
私は渡米して以来約10年近く、一度も日本に帰っていません。理由は色々あるんだけど、一番は往復の交通費がもったいない。その交通費は授業料に充てよう、が主な理由です。
だから、歯の治療はおのずとアメリカで行わないといけない、という訳です。
ただ、気を付けるようにしていても、私の歯は虫歯になりやすいみたい。…先生も言ってたな。虫歯になりにくい人が羨ましい。
ただ、私の場合の問題は、私の保険には歯科治療をカバーするようになっていなかった、という事。だからインターネットで必死に探したところ、私が見つけたのが、未来の歯科医達が卒業を前に臨床経験を1年積む為の大学付属歯科医院。
ニューヨークには2校あって、コロンビア大学付属とNYU大学付属。共に私立の名門有名秀才大学。私が通っているのはNYU大学付属の歯科医院。
なので、NYU大学付属の歯科医院に通っている私の体験談と情報をお伝えします。
NYU大学付属の歯科医院 – NYU DENTISTRY
一般情報
ホームページ : NYU DENTISTRY by NYU College of Dentistry
住所:345 E. 24th street, New York, NY, 10010
電話番号:212-998-9800
道順:
⇒ 地下鉄で行く場合、6番(緑線)の 23rd street 駅で降ります。地上に上がったら、ひたすら東に向かって進みます。1アベニュー まで行きます。徒歩だと、6番からが一番近いです。4アベニュー先なんですが、1アベニュー間が長い! なので、女性だと少なくとも10分~15分は時間をみておいた方がいいです。23rdの道は大きい道路なのでバスも通っているんですが、待ってる間に到着できます。(なかなか来ません)時間に余裕をもって行ってくださいね。
Google map を使えば、自分の位置からどれくらいかかるか、どうやって行くのが早いか、ちゃんと教えてくれるので、ぜひ使ってみてください。
ルート・乗り換え をクリックすれば、かかる時間や経路を教えてくれます。私もよく参考に使います。
予約の取り方
電話をかけて予約をします。212-998-9800 月ー金(8amー5pm)
どうしても電話が苦手なら、直接行ってアポイントを取るのも有りだと思います。私も一番最初は、下見と時間を図る為、+ ちゃんとアポイントを取れないと困るな、って思ったので、直接向かいました。
ラッキーだったのは、受付で話をしていると、学生先生に声をかけられて、その先生が私を担当してくれる事になったんですよね。本当にラッキーだったと思う。
もし直接行ってみようと思うなら、建物に入って2階です。治療もそこで行っています。
追加情報-コロンビア大学付属の歯科医院
ホームページ ⇒ Columbia University college of dental medicine
ごめんなさい。この大学付属歯科医院については、全く行った事がないので、これ以上の事をお伝えできません。もし、興味がある方はホームページや口コミサイト等で調べて見てください。
メリット
NYU付属歯科医院には学生用の年間保険がある
NYUには学生用の年間保険があります。NYUの学生でなくても加入できます。多分、多少の条件は違ってくるのかもしれませんが、少なくとも年会費を払うと以下の特典が付いてきます。
- その年間保険に加入すると、学割が受けられる (但し、全ての治療に適応される訳ではないです。)
- その年間保険に加入すると、数か月に1回ある、歯の定期健診とクリーニングが無料
- 治療に必要なレントゲンが無料
場所は、同じ歯科医院棟の1階にあります。建物に入るとロビーに至る階段があります。受付を正面にして、右側に向かうと入口があります。すぐにわかると思いますよ。建物に入ると見えていて、常にドアは開いています。
電話: (212) 998-9870
料金:
- 新規加入:$250
- リニューアル:$205
条件:
2年、4年制大学に通っていること。(学生証が必要です)
*申し込む際に確認される事をお勧めします。
もし直接予約を取りに来たのなら、ついでに保険を取り扱っているこの場所にも来られる事をおススメします。質問があれば、確認する事ができるので。
基本まだ学生さんだから、仕事が丁寧
学生先生の皆さんは、基本治療が丁寧かな。ちゃんとしないと、教授からのOKが出ないから一切手を抜かない。ちょっと時間がかかったりするんだけど、きちん過程を踏んでいく。
患者さんとちゃんと向き合おうとしてくれる。多少、ぎこちない部分はあるんだけど、私がかかったLAのプロの歯科医の治療よりずっとキチンとしていて、丁寧だった。(これは、以下で体験談として書いてます。)
多少治療に時間がかかっても、口を開けてる時間が長くても、丁寧にちゃんとしようとしてくれる先生がいいよ。私は本当にそう思う。
親身になって歯の相談にも乗ってくれるし、普通の歯科医よりも安価だとしてもやっぱり治療費はかかる。それもちゃんと頭に入れた上で、オプションが出せる場合はちゃんとそれも説明してくれる。
私が学生保険について知ったのも、一番最初に出会った学生先生のお陰だった。学生なら保険があるから、治療する前に入れば少し割引が受けれるはず、っと言って同じ建物内にある保険申し込み所に連れていってくれた。親身になってくれる、一生懸命でとてもいい先生だった。卒業してしまったので、もう会う事はないのだけれど、きっと患者さんに信頼されるいい先生になってるんじゃないかな。
何人もの学生先生に出会ったけど、みんな一生懸命で真剣に治療してくれたよ。
デメリット
時間がかかる
約2時間、口を開けっ放し、って事が多々ある。ていうか、毎回そうかな。ただ、治療内容によっては、ずっと開けっ放し、って事はないけれど。
学生先生だから、一つの過程が終わって次の過程に移る前に、必ず教授のチェックが入る。教授のチェックをパスしないと次の過程に移れないから、教授待ちで時間がかかる時もある。
1学生につき教授がついているのではなく、学生数人につき教授が一人の為、過程が終わる度に学生先生が教授を呼びにいくんだよね。すぐ来てくれる場合もあるけど、10分以上待つ事もある。
そんなこんなで、最後の過程が終わるのに余裕で2時間はかかるって事。終わるとね、ちょっと疲れてる。先生も患者も。
予約がちょっと取りずらい
学生先生達は普通に授業を取らないといけない。だってまだ卒業していないから。なので、彼らは毎日歯科医院で働いていない。週に何日って決まってるみたい。
あと、1日、最大で3人しか取らないから、その枠に入れないと次の予約まで少し時間が空いてしまったりする。
学生先生達も何人も患者さんを持ってるから、自分の都合と先生の都合が一致させるのが大変かな。
緊急の時は、他の先生に診てもらう事ができるみたい。私はどうしても1度緊急で駆け込んだ。その時は違う学生先生に診てもらったな。その後はいつもの先生に戻ったけど。
緊急の時は、朝一番に受付をしないと、緊急を取れなかったはず。私は8時すぎに入って受付をした記憶がある。その時は、いつもの先生の予約までにまだ日があって、でも、痛みがすごくなって薬で散らしてたんだけど、早く見てもらう必要があったから緊急を使った。
普段の次の予約は治療が終わった後に決めるから、よっぽどの事がない限り、1~2週間に1回は入れるかな。これも人によるんだけどね。私は授業があったから、予約がちょっと難しかった。
緊急事態で一般の歯医者さんに行った時の悲惨な体験談
LAで日本の歯科医院に行った
実はアメリカに来てすぐ、歯のかぶせていたものが取れちゃったんです。取り付けるくらいなら、バカ高い金額は請求されないだろうと思って直してもらいに行く事にしたんです。
LAには留学手配をお願いした業者さんと打ち合わせの為に滞在していたから、その打ち合わせが終わったら語学学校のあるサウスカロライナ州に行く事になっていたので、チャンスは今しかない、って思ったんですよ。だって、LAでの方が日系歯科医院に行ける確率が高いと思ったから。
さすがにアメリカ人歯科医の所に行く勇気はなかったので、インターネットで調べて日本人医師の歯科医院を数件ピックアップしました。そして電話問い合わせをして、保険を持っていないこと、詰め物が取れた為、つけ戻してほしい事、金額がいくらか、を確認しました。
確か$250くらいだったはず。なので電話で予約を入れて行きました。
うーん、結果でいうと最悪でした。多分、私が保険をもっていなかったから、という事と、かぶせものを治すだけ、という事だったからなのかもしれませんが、先生には丁寧に対応してもらえませんでした。
極めつけは、サウスカロライナに行って直ぐ、直してもらったはずの被せものがまた外れちゃいました。1週間経ってなかったのに。すでにLAを離れていたので、再度行って直してもらう事は叶わなかったけれど、最悪な経験でした。
今の私だったら、サウスカロライナから連絡を入れてクレームなどの対応を取っていたかもしれませんが、その当時は、治療してくれた歯科医師の残念さと、LAから離れている、という事で諦めが先立ったんだよね。
たとえ同じ日本人だとしても、保険が無いとちゃんと対応してもらえないんだな、と思い知った、という私の経験でした。
チャイナタウンで中国人歯科医院に行った
月日は流れ、サウスカロライナからNYに移ってから、NYCで大学に行くようになったんだけど、前歯が欠ける、という事態が起こってしまって。
その時は既に、NYUの歯科医院に掛かっていたんだけど、直ぐに予約が取れなくて、仕方なく緊急で対応してくれる歯科医院を探したんだよね。
口コミサイトで上位になっていた所へ行って、同じく緊急で直して欲しい事や、保険がない事などを伝えて金額確認して、悪くなさそうだったから予約したんだけど、ね。やっぱり問題は起こりました。
予約した日に行って、直してもらってお金を支払ったんだけど、実はその翌日に直してもらった所が欠けました。(笑)冗談じゃないよ、本当の事。料金も$200くらいだったかな。
すぐにその歯科医院に行って、状況を説明して再度直してもらいました。その時はちゃんと治ったよ。
どうやら、手を抜いていたみたい。いつも使うものを使わずに、サンプル的なものを使って直したようでした。欠けたから直してほしい、と行った時は、1回目と全く違う方法で直していたから。
うーん。本当に保険をもっていないと、何されるか怖い。
もちろん、2度とその医院には行っていません。NYUの歯科医院に行っていてよかった、って思ったからね。
少しでも虫歯予防のになる為に使っているグッズ達
水フロス
昔、私が小学生の時に自宅にあった記憶があります。自分が幼かった為、なぜ使うのか全く理解してなかった。
電動歯ブラシを買って暫くしてから、水フロスを使ってみようって思ったんだよね。ブリッジで治療している場所があって、そういう所ってケアを怠りがちだから、マズいなって思っていたんだよね。
調べてみると、ものすごく高いものではないし、使ってみて悪いはずはない、って思って使ってみました。
いやあ、いい。これ。色んな種類がある中で、私は WaterPik のものを買いました。実は、CVSというドラッグストアで使える40%オフのチケットを持っていたので、その店で売っているものを買った、といういのが本当のところ。
フィリップス のフロスを使ってみたかったんだけど、そのお店には売ってなかったので今回は諦めました。次、今使っているものに寿命が来た際には、買ってみようと思います。
糸フロス
これは色んな種類があるよね。ただ、Non-Wax か Waxアリ かを選べるんだけど、私はWaxアリのタイプを使っています。滑りが違うので、私はアリを選んでいます。
実は、苦い体験談があって。Non-Waxを使った時、フロスをしている時に何かが引っかかってしまったんだよね。で、外そうとしたら、歯の詰め物も一緒に外れてしまった、という事があって。
自分の力加減が悪かっただけど、それ以降、Waxアリタイプを使いつつ、力加減には気を付けるようにしています。
電動歯ブラシ
私は半年ほど前から、 オーラルB の電動歯ブラシを使っています。正直にいいます。もっと早くから使っていればよかった、と思った。
もし使うのをためらっているのなら、ぜひ使ってみてください。アメリカバージョンを使っているので、日本で販売されているのとは、若干の違いはあるとは思いますが、基本的な機能は変わらないはず。
歯ブラシを使ってちゃんと磨いているつもりでも、やっぱり磨き残しがあると思う。そこを電動歯ブラシを使う事でカバー出来ればって思って買いました。
1枚新しい服を買うのをやめて、電動歯ブラシを買ってみませんか?
歯は本当に大切。もっともっと早くから真剣にケアをしておけば良かった、これは私の後悔。でも、始めないより始めたほうがいい。だから、買って使っています。
音や振動は思ったより大きいから、初めて使った時はびっくりしたけど、慣れてくるから私は気にならないかな。
量販店や電気屋さんで音や振動を体感できるのであれば、購入前に確認される事をお勧めします。人によって許容範囲があると思うから。
ちょっぴり高めの歯磨き粉
歯磨き粉にもいろんな種類があって、いつも迷うんだけど、最近はこれ一本、って決めたものをつかっています。
センソダイン というものです。日本のシュミテクトと同じようなものです。知覚過敏+歯を守る成分が入っているタイプを使っています。
一般的な歯磨き粉の2倍(約$8弱)するかな。だけど、歯を守るため、と思ってセールになっている時を目指して買うようにしてます。
これを使いだしてから、歯が染みるって事がぐっと減ったかな。
終わりに
歯の治療は渡米する前にキチンと治療しておく事をおススメします。短期の場合は別だけど、中期、長期の留学の場合、歯の治療に関することはキチンと考えておいた方がいいです。
保険に入る場合、歯の治療が含まれるのと含まれないのとでは、結構値段が違います。私の保険はそうでした。かなり違いました。
短期、中期は一時帰国ってあまり考えないと思うけれど、長期の場合、一時帰国をプランの中に組み込んでいるなら、歯の治療は帰国中にしておく事をお勧めします。(もし、歯科治療の含まれない保険に加入する場合)
私のように、長期だけど歯科治療の含まれない保険に加入する場合、NYU付属の歯科医院等もオプションとしてあるのでご心配なく。
学生さんは、治療が長引くなって思う場合、事前にNYUの学生保険に入る事をお勧めします。たとえ10%でも、値引きしてもらえるのは大きいし、クリーニングを無料でやってくれるのは助かります。
普通に歯医者さんに通うと、本当に高い。私は治療に通った事は無いけれど、通ってる人に聞くと、一回あたり何十万円はザラ、だそうです。(その人達は保険持ってます)
日本で治療したあと、渡米してからは出来るだけ虫歯にならないように十分気を付けて。
日頃からの歯のメンテナンスは怠らないようにする事をお勧めします。歯は、悪くなる事はあっても、現状から良くなる、って事は無いから。
少しでもお役にたてれば嬉しいです。