【英語の勉強】名門ハーバード大学のYouTubeサイトで見つけた、これは面白い!と思った講義をご紹介します

こんにちは、アメリカの4大で環境工学を勉強している Koko です。

 

アメリカのハーバード大学といえば、世界中で知られている超名門大学ですよね。

そのハーバード大学にもYouTubeサイトがあるのをご存じですか?

英語の勉強をしている方、ハーバード大学の授業を見てみるのも勉強になると思います。

アメリカの学生さん達って本当に、しっかり自分の意見を持っていて、授業中でもどんどん発言します。このハーバードの授業でもそうでしたけど、臆さずしっかり自分の意見を言うんですよね。本当に見てて気持ちイイ。

留学を考えている人は、とても参考になるんじゃないかと思います。私の勉強している工学部では、あんな大講堂での授業を受けた事がないので、それも含めて、さすがハーバードって思ってしまいましたね。

授業では、自分の意見を求められる機会も多いです。私も自分ならどう答えるかな って思いながら聞いていました。

最近、そのハーバード大学YouTubeサイトで見つけて、これは面白い! って思った講義をご紹介したいと思います。日本では  ハーバード白熱教室   ~Wikipedia  と称されているそうです。

今回はこれをご紹介したいと思います。

 

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ハーバード白熱教室 ~ Justice With Michael Sandel

ハーバード大学の マイケル サンデル教授(from Wikipedia)  が政治哲学の授業を大講堂で行ったものを録画したものだそうです。

実はこの動画は日本では2010年にテレビで放映されているので、実際の大学では同時期か少し前くらいに撮られたものだと思います。なので決して新しい物ではない為、この動画を知ってる方も沢山いらっしゃるとは思ったのですが、改めて紹介したいと思い書いています。

日本でもTVやNHKのサイトで見れるようになっているようです。(※NHKのサイトは、日本でのみ視聴可能だそうですので、日本に住んでいる方はぜひ)

 

ハーバードの実際の授業の講義はこのハーバード大学のサイトから見れます。合計で24講義あり、1講義ごとにある、View lecture を クリックしてもらうと内容の説明なども含めて抗議動画が見れるようになっています。動画はYouTubeとリンクしていますので、好みの講義を好きな順番で見れますよ。

 

実は先日、食品の買い出しにちょっと離れたところにあるお店に出かける事があったんです。歩いて片道30分くらいかな。運動がてら、歩きながらこの授業の音声を聞いていたんですが、思わず吹き出しそうになるほと面白かったです。マスクしていて良かったって思いましたよ。

1つ目の授業  ” THE MORAL SIDE OF MURDER”

教授がセメスタ中の授業の流れなどの大まかな説明が終わったな、と思った瞬間に講堂にいる生徒達に質問します。

1つ目の教授の質問

自分が乗っている車のブレーキが利かない。だけど、ハンドルを切ることはなんとかできる。このまままっすぐに進むと5人の作業員を殺してしまう。だけど、なんとか側道にハンドルを切る事ができるんだけど、そこには一人の作業員がいる。側道にハンドルを切るととその一人を殺してしまう。

さて、君ならどうする? 5人を殺す のか 1人を殺すのか?

そして、なぜその選択を選んだのか? を答えて。

2つ目の教授の質問

今度は自分が車を運転していない。その道の上にかかる陸橋にいる。一台の車が暴走していて今にも5人の作業員をひき殺そうしているのを見ている。さて、ふと気づくと君の隣にはとても太った男が立っている。その男をその橋の上から突き落とすと、その男は死んでしまうが暴走する車を止める事が出来て、先にいる5人の作業員は助かる。

さて君ならどうする? 5人が殺されるの見る のか 5人を助ける為に男を橋から突き落とすのか?

そして、なぜその選択を選んだのか? を答えて。

 

 

こんな風に究極の選択ともいえる例題を出しながら、生徒たちに正義とは何か? を考えさえる授業をしていました。

ほかにも、あなたは医者だ。健康診断に来た一人の健康な若者を殺して、5人の臓器移植が必要な人間に分配して5人を助けるか?

とか、ね。

生徒の意見も様々で、私ならどうするか? なぜそう考えるのか? を考えながら聞いていました。

 

教授も、君はそういう風に考えるんだね、名前は? ○○ね。 ○○、意見をありがとう。 今の○○の意見に反対だって人はいるかな? って討論形式で進めたり。

 

Justice.  Wtat’s the right thing to do ?  哲学の授業は奥が深い、と 唸ってしまった。

 

 

 

この動画は一つ目の講義をご紹介、として貼りました。もっと講義を見たい方は以下の添付サイトに行って下さい。

実は先ほどもリンク貼ってますが、ここにも貼っておきます。大学の講義サイトです。ここからこの講義のすべての動画を見ることができます。

 

サンデル教授の著書

このマイケル サンデル教授は、日本でもよく知られているとても著名な方です。いくつか本も出されています。

英語と日本語翻訳本とご紹介しますね。

以前にも本を紹介したことがあるのですが、原本と翻訳本と両方読むと英語も理解しやすくなると思います。

原本をいきなり、というのはハードルが高いけど、翻訳本を一度読んでおくと内容が頭に入っているので原本も理解しやすい、と私は思っています。

がっつり原本を読む事に慣れてない方には、お勧めだと思っています。

以前に紹介したものです。よかったら読んでみてください

 

話が少しそれてしまいました。ではさっそく。

Justice. Wtat’s the right thing to do ? 【原本名】

 

日本語翻訳本 :これから「正義」の話をしよう

  • マイケル サンデル(著)、鬼澤 忍(翻訳)

 

原本

  • マイケル サンデル(著)

 

DVD:NHK 白熱教室

 

1人を殺せば5人が助かる状況があったとしたら、あなたはその1人を殺すべきか?
哲学は、机上の空論では断じてない。金融危機、経済格差、テロ、戦後補償といった、現代世界を覆う無数の困難の奥には、つねにこうした哲学・倫理の問題が潜んでいる。この問題に向き合うことなしには、よい社会をつくり、そこで生きることはできない。
アリストテレス、ロック、カント、ベンサム、ミル、ロールズ、そしてノージックといった古今の哲学者たちは、これらにどう取り組んだのだろう。彼らの考えを吟味することで、見えてくるものがきっとあるはずだ。

                            紹介文引用 from Amazon

 

 

What money can’t buy 【原本名】

 

日本語翻訳本:それをお金で買いますか? 市場主義の限界

  • マイケル サンデル(著)、鬼澤 忍(翻訳)

 

原本

  • マイケル サンデル(著)

 

 

刑務所の独房を1晩82ドルで格上げ、
インドの代理母は6250ドル、
製薬会社で人間モルモットになると7500ドル。
あらゆるものがお金で取引される行き過ぎた市場主義に、NHK「ハーバード白熱教室」のサンデル教授が鋭く切りこむ。
「お金の論理」が私たちの生活にまで及んできた具体的なケースを通じて、
お金では買えない道徳的・市民的「善」を問う。
ベストセラー『これからの「正義」の話をしよう』に続く話題の書。

                            紹介文引用 from Amazon

 

The Tyranny of Merit: what’s Become of the Common Good? 【原本名」

 

日本語翻訳本 :実力も運のうち 能力主義は正義か

  • マイケル サンデル(著)、鬼澤 忍(翻訳)

 

原本

  • マイケル サンデル(著)

 

 

ハーバード大学の学生の三分の二は、所得規模で上位五分の一にあたる家庭の出身だ。にもかかわらず、彼らは判で押したように、自分が入学できたのは努力と勤勉のおかげだと言う――人種や性別、出自によらず能力の高い者が成功を手にできる「平等」な世界を、私たちは理想としてきた。しかしいま、こうした「能力主義(メリトクラシー)」がエリートを傲慢にし、「敗者」との間に未曾有の分断をもたらしている。この新たな階級社会を、真に正義にかなう共同体へと変えることはできるのか。超人気哲学教授が、現代最大の難問に挑む。解説/本田由紀(東京大学大学院教育学研究科教授)

                           紹介文引用 from Amazon

 

 

ハーバード白熱教室講義録+東大特別授業 (上)(下)巻

これは、まったく読んでいません。ですが、講義録とあるので、講義を訳したものだと思います。それに東大の特別授業の内容が加えられているようです。

その為、著者は複数名の方に渡るようです。

  • マイケル サンデル(著)、NHK「ハーバード白熱教室」制作チーム(著)、小林正弥(著)、杉田晶子(著)

 

 

遭難した男たちが生き延びるため少年を殺して食べたとき、その行為は道徳的に許されるのか? ハーバード大学の人気教授マイケル・サンデルは、鋭い問いかけで現代社会の中にひそむ「正義」の問題を取り出し、刺激的な議論を繰り広げる。その彼の話題の講義が待望の文庫化! NHK教育テレビで放送された「ハーバード白熱教室」の第1回~6回、および東京大学特別授業の前篇「イチローの年俸は高すぎる?」を収録する。

                         紹介文引用 from Amazon

 

 

指名手配中の弟の居場所を捜査当局に教えなかった兄は、その行為を責められるべきなのか? 論議を呼ぶテーマの向こうに見え隠れする「正義」の姿とは? 日常のアクチュアルな問いに切りこむ斬新な哲学対話が、世界の見方を大きく変える。知的興奮に満ちた議論は感動のフィナーレへ。NHK教育テレビで放送された「ハーバード白熱教室」の第7回~12回、および東京大学特別授業の後篇「戦争責任を議論する」を収録。

                          紹介文引用 from Amazon

 

終わりに

哲学ってとても奥が深い、本当にそう思いました。自分にとっての正義が相手にとっては正義ではない、そんな当たり前の事だけど、本当に難しい立場に置かれた時、わたしはどんな判断をするのだろうか、と考えさせられました。

ぜひ、ハーバードの授業を体験しながら、英語の勉強をしつつ、哲学を学んでみては如何でしょうか?

私の友人で、数学をメジャー専攻している子がいるんですけど、マイナーとして、哲学も専攻して勉強していました。

どうして哲学なのか?って聞いたことがあります。彼女にとっては、哲学を学ぶ事は数学を学ぶ上で大切な事なのだと言ってました。

 

今回はサンデル教授の授業をご紹介しました。ぜひ楽しんで頂けたらな、と思います。

 

読んでくれてありがとうございます。

 

 

 

 

 

 

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