こんにちは、アメリカの4大で環境工学を勉強している kokoです。
コロナ問題がなかなか落ち着かないですね。
アメリカはワクチンの開発国という事もあって、接種はキャンペーン推進されたりもしています。
私の住んでいるNYCでは、接種率が高く、飲食店やお店などの運営も通常に戻りつつあります。
現在、私の大学は夏休み期間に入っています。夏休み期間中も開催されてる授業があったりしますが、秋からのセメスタは8月の終わりから始まります。
実は先日学校から連絡があり、秋からの授業までにはワクチン接種を摂取しておくように、とのことでした。
私は4教科取るんですが、半分の2教科は大学での対面授業の予定。だけど、残りの2教科はオンライン授業のままの予定です。
つまり、ハイブリッドになるんですが、学生によっては取る授業次第でフルオンラインのまま、もしくは、フル対面授業になる予定。
正直、私個人ではフル対面にしてもらえると嬉しいですが、安全を考えると仕方ないのかな。
また私のように大学とアパートが近いといいですが、そうでなけれ結構大変なんじゃないかなって思ってしまった。
だけど全クラスじゃなくても対面授業が取り入れられるのは、正直うれしい。クラスメイトとコミュニケーションを直にとれるようになるからね。
今後アメリカの大学で勉強しようと思って計画を立てているのであれば、私個人の意見としては、目指す大学が対面授業を再開してからでも決して遅くはないと思っています。
その大学が完全オンラインをまだ続けるのか、ハイブリッド(学校内でオンライン授業+対面授業)を行うのか。この秋からのセメスタは、ほとんどの大学がハイブリッドに移行していくのだと思いますが、ちゃんと調べたほうがいいですよ。
もし、この秋もフルオンライン授業を続けるのであれば、可能であれば延期するのもアリだと思います。
なぜか?
フルオンライン授業はやっぱり、フル対面授業とは得れるものが違うから。です。
知っておいてほしい事
コロナのパンデミックが始まった後、しばらくしてから大学がフルオンライン授業に変わりました。私は2セメスタはフルで、1セメスタは途中から、と、トータルで2セメスタ半はオンライン授業で勉強しました。
以前にもオンライン授業の体験談について書いたのですが、今回はトータルで2セメスタ以上をフルオンラインで受講して、改めて大変だった事をシェアしていこうと思います。
フルオンラインでは、人とのコミュニケーションが限定される
その経験を通じて思った事なんだけど、コミュニケーションをとる相手が限られるんだよね。クラスメイト、教授、TA(Teaching Assistance), 友達、後は、ルームメイト、くらいかな。
大学のキャンパスにいると、他の学部の知り合いと話しをしたり、とか、友達とその友達も含めてカフェで話したり、と、授業以外でも友達や知り合いと会話が出来たりするんだよね。
例えば、今まで話たことなかったとしても、実は友達の友達だった、とかで知り合いになったり、学科が違う友達ともキャンパスで話をしたりね。
だけど残念ながら、フルオンラインだとそれが出来ないんだよね。
私は大学が閉鎖されフルオンラインへと変更になる前から、実際に顔を突き合わせて一緒に勉強したクラスメイトや友達がいたから、授業以外でコミュニケーションをとる相手がいた。
だけど誰も知らない、日本から来たばかりの状況でフルオンラインになった場合、コミュニケーションはかなり限定されると思う。
正直、授業以外で話ができる友達ができるかっていうと、無理とは言わないけど、難しいんじゃないかなって個人的には思う。
もし、秋からのセメスタからアメリカの大学で勉強する事が決まっていて、その大学が秋からもフルオンライン授業を行う、と決めてるのであれば、春のセメスタまで待つというのも、ひとつかなって思う。可能であれば、ね。
私の大学のように、ハイブリッド型で授業を行うなら友達ができる機会は、フルオンラインよりもあるんじゃないかな。
フルオンラインでは、気軽に友達や教授に質問したり助けを求めづらい
前回の記事でも書いたんだけど、結構学校側も学生たちを心配してくれて、教授たちも生徒にオフィスアワーをzoomで設定してくれたり、と生徒を助けようとしてくれてた。有難いなって思った。
だけど、ちょっとした 「これってこうだよね?」的な簡単かつ気軽な確認質問なんかは、そのことが思い浮かんだ時に解決はしづらかったかな。学校の図書館で勉強してれば、友達に聞けるけどオンラインだとなかなかそうはいかなかった。
どうしてもの時は、写メして、これってこう? なんて聞いたりしてたけど、相手にも都合があるから、相手の都合で返信してもらったりしてた。
zoomでつながれば、グループで勉強することも可能なんだけど、やっぱりちょっと違ったかな。
これは私だけかもしれないけど、ね。
実験や現地調査などは全て仮想体験となった
これね、本当に残念だった。
私は工学部だからそれぞれのクラスに、実験だったり現地調査などが組み込まれてる。だけど、コロナだから集まってそういった事は一切出来なかった。
じゃあどうしたか?
教授がYouTubeにあげた実験動画を生徒が見て、レポートを作成する、がほとんどだったな。
おもしろそうな実験もあったけど、すべて画面の中だった。とても残念。
フルオンラインでは、インターネット環境が悪いと大変
友達にもいたんだけど、インターネット環境が良くなくて、教授に相談してた生徒もいた。
大学側もパソコンを持ってない、インターネット環境が良くないという生徒には、ノートパソコンの貸し出しや回線等の救助策を出してたみたい。私のアパートはインターネット環境は割といい方だったから、大きな問題は起きなかった。
それでも、何回かは回線不備が起こった。業者さんに直しに来てもらったからね。その間はパソコンではなくて、スマホの小さな画面で授業に参加してた。
2~3日で直しにきてくれたから良かったけど、そうでなければ大変だったな。
特に期末や中間試験の時は、気をつけなくちゃいけなかった。なぜって、試験中は常にカメラがオンになっていなくてはいけなくて、カメラが途中で切れるとカンニングを疑わるから。
ある教授は、カンニング対策が相当厳しかった。試験中、パソコンの画面を録画し、スマホのカメラで机と生徒を映し出すように設定させた。試験終了後、解いた答案を写真で写しPDFに変換後、教授に送った。もちろんパソコンの画面録画も一緒に。
一番最初に受けたテストの時、パソコン画面の録画がうまくできなくて、ごっそり点数を引かれた。泣きたくなったよ。私だけじゃなくて、何人かの生徒も上手く録画できてなくて、やっぱりごっそり点数を引かれてた。その後、教授と一緒に設定チェックして、その後は全く問題なかったけど、ね。
インターネット環境が悪いと、それだけで頭痛の種になった時期でした。
ストレスが半端ない
家からも出ず、ひたすらパソコンの前に座り、授業を受けるか勉強する。
自分で切り替えを上手くするようにしないと、結構ストレスが大変だった。
頑張ろうって思うんだけど、うまくいかなかったり。
つい、どうでもいい動画を見てしまったり。
友達と頑張ろうねって直に励ましあったり出来なかった分、結構気持ち的に大変だったな。
メールやテキストメッセージで励ましあったり、てのはあったけど、やっぱり顔を合わせて、というのとは違う。
オンライン授業、これは良かった!と思ったこと
た正直、オンライン授業って決して悪いことばかりじゃない、という事は今回の経験で知った。
以前の記事にも書いたんだけど、オンライン授業は悪いことばかりではなかった。
授業の録画 & アップロード
授業を行う際にzoomを使う教授が多くて、私が取ったクラスでは毎回授業終了後に、授業録画したものをアプロードしてくれてた。
これは試験勉強や復習に、すごく役立った。
通学時間や移動時間を他の時間へと割り当てられた
通学時間や教室への移動時間が一切なかったから、その時間は他の事へと振り分ける事ができた。
例えば、睡眠時間だったり、勉強時間だったり、食事時間だったり。
終わりに
アメリカの大学で勉強するのは、ほんとうに言葉で表せないほど大変だったりする。まだ右も左もわからない状態で、アメリカに来てのいきなりフルオンライン授業は、新入生にとっては正直すごく大変だと思う。
もし入学する時期をずらせず、大学側もフルオンラインをユズレナイ、というのなら、対面授業が始まるまでは日本でオンライン授業を受けるのも一つの選択だと思います。
アメリカと日本では時差があるので、決して簡単ではないでしょうが、アメリカで部屋にこもってオンライン授業のみを受けるよりは、まだ心情的に楽なのかな?って思ったりします。
私には日本に帰ってオンライン授業を受けるという選択は全くありませんでした。
なぜか?
- 金銭的な問題が大きかったかな。私はルームシェアで生活していて、学生寮ではなかったので退寮を迫られる事はなかった。
- 飛行機代を考えると無駄だと思ったし、部屋をキープするためにカラ家賃を払う事も無駄だと思ったんだよね。
- アメリカ政府から、留学生は出ていけ、と言われなかったし、私の大学もそんな事を言わなかった。
そんなこんなで、コロナパンデミック中もアメリカで生き延びる為にもがいてきたんだけど、もし、まだアメリカに来てなくて、自分の大学がオンラインを選択しているなら、急いで渡米する必要はないのかなって思ってます。
日本にいればアルバイトだってできるし、お金を節約もしやすいですしね。
これはあくまでも私の意見ですが、いろんな情報を得て、大学側とも話し合ったりして、しっかり決めて行ってください。
応援しています。読んでくれてありがとうございます。